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学級経営ノートを作ろう!
新年度、4月に入ると十分な準備時間はありません。
だからこそ、新年度前にどれだけ準備できるかが明暗を分けます。特に、1〜3月は大切な準備期間。
ここでの頑張りが1年間を左右すると言っても過言ではありません。
そこで、
・何を準備したらいいか分からない
・これから準備しようと思っていた
・4月から担任になるのが不安
そんな方々の助けになるような発信をします。
興味のある方はぜひ、読んでみてください。
私の実体験から、最もやっておいてよかったこと、それは「学級経営ノート」の作成です。
簡単に言うと、どんな「方針・目標・方法」で学級づくりをしていくのかをまとめることです。
これらが明確でないと、始まってすぐに出鼻をくじかれます。
子どもたちは教員の本気度や一貫性を鋭い目で見ているからです。
・この先生はあまり考えていないな
・この先生ならちょっとだらけても大丈夫だな
・日によって言うことが変わるな
4月にこう思わせてしまうのは、オセロで全ての角を取られるくらい分が悪いです。
逆に、「方針・目標・方法」を明確にしていると
・この先生はよく考えているな
・この先生なら頑張ろうかな
・こういうふうに頑張ればいいんだな
と良い方向へと伸びていく子が増えます。最初から角を押さえにいきましょう。
それでは、前置きが長くなりましたが「学級経営ノート」作成の手順を示します。
1 自ら情報を取りに行く
学級経営を学べる場はそう多くありません。
大学の講義だけでは、学級経営の具体的な実践や進め方を詳しく知ることはできません。
なぜなら、学級経営はその時の現場感覚がかなり求められるからです。
大学の先生は教授であり、現場の先生ではありません。
かつて現場の先生だった教授も、今の現場感覚とは異なるはずです。
だからこそ、学級経営は自分で学ばないといけないのです。
自ら情報を取りに行き、自分なりに考え、主体的に準備した人が勝ちます。
私は、とりあえず闇雲に教育書を読み漁ることから始めました。
その中で、学級経営の具体的な実践が書かれている本が大変参考になりました。
本以外にも、今はTwitter、Instagram、Voicy、noteなどで有益な情報を発信されている方がたくさんいます。
SNSは新鮮な情報が得られるので、どんどん活用していくことをおすすめします。
2 自分の教育観を見つめる
さまざまな手段を使って、具体的な実践を知り、「感覚的にしっくりくるもの」を探しましょう。
それこそ、あなた自身の秘めたる教育観とマッチしている実践になるからです。
最初はこの「感覚的にしっくりくるもの」を探し、メモを取りましょう。
メモがたまってくると、次第に自分の教育観が見えてきます。
・自分はこういうことをしたいんだ
・こういう考え方を大事にしているんだ
・子どもたちとこんな学級をつくっていきたいな
そんな気付きを得られます。
こうして具体的な実践を集めることで、大事な教育観を明確にしていくのです。
これこそ自分の教師としての軸です。
3 学級経営の柱を言語化する
ここまで来れば、学級経営を行う上での「方針・目標・方法」を考えることができます。
言わば、学級経営の柱です。
どんな教育方針で指導にあたるのか。どんな子どもを育てたいのか。
そのために、どんな目標が必要か。
目標を達成する具体的な方法には、どんなものがあるか。
とにかくメモを取って言語化しながら深掘っていきます。
最初は本やSNSの情報を参考にして(大いに真似をして)決めましょう。
感覚的にしっくりくるもの、自分の教育観に合った方法を選んでいくといいです。
柱を言語化できれば、あからさまにぶれるということはなくなります。
1年間の中で何度も何度も見返しながら、時に修正しながら学級経営を行っていきましょう。
私は学級経営ノートを作成していたおかげで初任時代から楽しく有意義に過ごせています。
みなさんもぜひ作成してみてください。
今回の発信が少しでもみなさんのお役に立てていれば嬉しいです。