見出し画像

幼稚園で靴箱清掃をしていたら、ダンゴムシが・・・ |保育を学ぶ白梅学園大学でコマロンの授業②

昨年、コマロンにご協力いただいている白梅学園大学(東京都小平市)での田中真衣先生の授業(地域福祉)で、ゲストスピーカーとして講義をさせていただきました。

コマロンの授業では、文章の書き方のコツなどをお伝えしました。その後、目指している職業について自由に書いていただきました。保育士、介護福祉士、教員、少年院や乳児院、社会福祉協議会で働きたい、人の役に立ちたい――。さまざまな目標が集まりました。「大学に入学して、迷うようになった」などと書いてくれた方もいました。

一部を3回に分けてご紹介いたします。(1回目)

私は、幼稚園教諭になることを目指している。子どもの思いを受けとめる大人になりたいと思ったからだ。

高校生の時に幼稚園へボランティアに行き、子どもたちの靴箱清掃を行った。靴箱の中には、お散歩で拾った石や花、ダンゴムシなどが入っていた。
捨てるか迷ったが、「お母さんにあげたいのかな」「変化を見たいのかな」「宝物なのかな」と考え、捨てずに残した


大人にとってはゴミであっても、子どもにとっては大切な何かなのかもしれない。将来は、大人では想像できない子どもの思いをくみ取り、大切にしていきたい。

私の地元の高齢化率は40%を超えているのに、福祉施設は少ないです。親が介護福祉士だったこともあり、介護福祉士を目指して白梅学園大学に入学しました。

子どもに関するカリキュラムを多く組んでいる講義を受け、今は地元の児童福祉施設で働いてみたいと考えています。都会のさまざまな福祉施設の情報に触れ、地元でも生かせたらいいなと思います。

他にもたくさん、大切な文章が集まりましたが、学生さんご自身の経験が、将来の目標につながっていることが描かれている実感のこもった文章を中心に、ご紹介させていただきました。

自分をさらけ出して文章を書くことは、勇気がいることでもあると思います。ありがとうございました。

【まとめ】山内真弓。小学生と保育園児の母。元転勤族で、茨城、仙台、千葉、東京で子育て。コマロンをはじめた毎日新聞記者です。

※学生さんの感想は許可をいただいて掲載しています