過度な期待は不幸の入り口
私は人に過度な期待を寄せてしまう癖があり、自分の期待と反することをしているところを見かけては勝手に失望しています。勝手に期待されて失望されるなんて、はた迷惑な話です。
期待をしてもお互い良い結果にはつながらないので、絶対にやめた方がいいのですが、何故か人に対して期待をしてしまうんです。特に私は役割期待がとても強くて、恋人なんだからこうあるべき、お母さんなんだからこうあるべき、先輩なんだからこうあるべきと思ってしまいます。
自分に対しても、結構幼い頃から「長女なんだからしっかりしなくちゃ」と強く役割期待を意識して生活していました。私自身、期待に答えなくてはと思う気持ちが強いからこそ、相手にも期待を求めてしまうんだと思います。
だから、大人気ドラマ、梨泰院クラスの主人公パク・セロイが言っていた、「心はギブアンドテイクではない」という言葉を聞いた時は、あまりにも刺さりすぎてちょっと落ち込みました。
人の気持ちは、何かを与えたからと言って対価を得られるような、そんな簡単なことではないんですよね。人によって大切にしていることは違うんだから、これは当たり前のことです。でも、簡単なことのように見えて、忘れてしまいがちな考え方でもあると思います。心はギブアンドテイクじゃない。
でも、人に過度に期待をしている人は私以外にも結構いて、アンチの大多数は人に期待しすぎている人だと思っています。期待しているからこそ文句をいうわけであって、何も期待していない人が何をしたってわざわざ文句なんて言いませんよね。もちろん、文句が言いたいだけのアンチもいますけど。
人への過度な期待は、相手への攻撃に繋がる種になります。知らず知らずのうちに、自分もアンチの人と同じようなことをしてしまうかもしれません。考えれば考えるほど、人に期待をしすぎてしまうのは不幸につながる考え方ですね。人に勝手に期待をすることなく生きていきたいものです。