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熱し易く冷め易い人にとっての"熱中の継続"

今日は、大相撲初場所の初日。何場所ぶりかにテレビで大相撲を見た。しばらく見ないうちに幕内の顔ぶれや番付がかなり変わっていて、浦島太郎状態だったけど、それでもやっぱり相撲は面白かった。

『火ノ丸相撲』に影響を受けて大相撲を見るようになったのは高校3年生の時。ジャンプが初めて懸賞幕を出すことになり、それ見たさにチャンネルを回した。

そして、まんまと大相撲にはまった。当時幕内力士だった旭天鵬に一目惚れし、毎場所見るようになった。きっかけになった火ノ丸相撲よりも好きかもしれないというくらい好きになり、両国で観戦したことも何度もあった。私はその時、紛れもない「スー女」だった。

しかし、だんだん相撲を見なくなっていった。全く嫌いになったわけではないし、見れば面白い。応援していた力士がどんどん引退し、ご当所の横綱稀勢の里まで引退したのはちょっと応えたが、なんとなくそれだけじゃない気がする。

私は何事においても熱が持続しない人間なのだ。ミーハーと言ってもいいかもしれない。燃え上がる時は一気に燃え上がるが、熱が覚めるのも早い。

宝塚歌劇団の時もそうだった。今ももちろん好きだし、見に行きたい公演はあるのだが、一時期のように雑誌を買い集めたりするほどの熱はない。Twitterの趣味アカウントも動いていないものばかり。

そして、この性質は結構困る。「趣味はなんですか」という質問が、昔から苦手だった。その時に大ハマりしている何かがあればいいが、ない時は答えられない。例え大ハマりしているものがあっても、いわゆる「にわか」だ。「所詮すぐ飽きるんでしょ」と思われているかもしれないし、実際、すぐではないにしろ飽きてしまう。

熱中したとしても深く追究することができず、浅い知識しか身につかない。それがものすごく悔しい。好きなのにそんなことも知らなかったのか、と気づく瞬間を何度も経験したけれど、いまだに慣れない。

だから、一つのことにずっと熱中できる人が、ものすごく羨ましい。深く知った方がなんだって楽しいと思う。同じように熱中している人と深い話ができるし、深くまで知った方が、もっと好きになれる気がするから。

「継続は力なり」というけれど、何事においてもそうなのだと思う。
しかし、殊に趣味においての継続は、熱し易く冷め易い人にとって難しい気がする。

熱中の継続は、私の人生の課題だ。ちょっと大袈裟かも知れないけど。


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こ林
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