ゴミ拾いとコーヒーブレイク全国に広がる活動（東京都豊島区）
ゴミ拾いとコーヒーブレイクで地域とつながる
ゴミ拾いと、その後のコーヒーを飲みながらのコミュニケーションで、地域のつながりをつくる活動をしている方達がいます。
『Cleanup&Coffee Club（CCC）』（以下CCC）は、コロナ禍の池袋で始まったイベントですが、いまや暖簾分けをする形で全国約50拠点へと拡がっています。
昔は血縁・地縁・社縁など、さまざまな縁でつながり支え合っていた日本ですが、現在は人と人との絆がなくなっていくという「無縁社会」が到来していると言われています。
さらに2020年からのコロナ禍が後押しし、「無縁社会」はますます身近なものになってしまいました。
そこで、地域のつながりを新たな形でアップデートすることで、現代においてのセーフティネットになるのではないかと考え、CCCの活動は生まれました。
「子育ての息抜きになる」1歳児を連れたお母さん
CCCの活動に1人のお母さんがやってきました。1歳になったばかりの息子さんと2人で参加しています。
話を聞けば、旦那さんが単身赴任ということもあり、普段は息子さんと2人きりで過ごしているそうです。
どんなに可愛い子供でも、常に2人きりは大変。
毎月CCCで活動することが、息抜きになっていると話しています。
ゴミ拾いに出掛けている間も、その後のコーヒーブレイクでも母親1人ではなく、他の参加者が息子さんを見守っていることもあり、息抜きになったようです。
昔ながらの「地域の大人が地域の子どもを見守る」、そんなつながりが現代の形になって生まれました。
参加者から主催者へ、全国へ広がる活動
CCCの活動で子育ての息抜きと素晴らしさを感じた彼女は、旦那さんの単身赴任が終わったタイミングが重なったことで新たな一歩を踏み出しました。
自身の近所でCCCを開くようになったのです。
CCCに参加した方達は受け身で終わらず、自らも別の地域で新たに活動を始めてみたり、CCCに新たに参加する人を温かく迎え入れる役回りをしたりと、"GOODおせっかい"の輪が広がっているそうです。
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