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ひばりが丘のスイカ名人、荒川さんと

ー荒川さん
「スイカの花はね、雄花と雌花が別々に咲くんだよ。先に雄花が咲いて、7節目ぐらいから、雌花が咲いてね。ここは自然と受粉して実っているから、虫たちがよくいるということだね。人の手でこんな風に雌花に雄花の花粉をくっつけて、受粉させる方法もあるよ。やってみるかい?」

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2020年8月20日(木)11時頃。commonにひばりが丘のスイカ名人荒川さんが急遽来てくださり、スイカについてあれこれ教えていただきました。

きっかけは、お盆休み明け、※commonのグリーンプロジェクト(下記にて活動内容の詳細を説明)で育てている小玉スイカが小さく実っていました。これらかの生長について、どうしたらいいのかな?とスタッフのアキさんと話していると、「あ!畑と言えば、若尾さん!」と、まちにわひばりが丘の若尾さんにお声掛けくださり、若尾さんからのご紹介で、ひばりが丘のスイカ名人荒川さんをご紹介頂きました。

荒川さんは受粉の他にも、剪定や水やりの頻度、今後の生長についてなど詳しく教えて下さり、子ども達も私たちスタッフも興味津々。

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(左上:まちにわひばりが丘の若尾さん/中央:スイカ名人荒川さん)

「散歩のついでにまた、寄りますよ」と、あたたかい言葉をかけてくださる荒川さん。子ども達と始めた活動をきっかけにして、地域の方との繋がりができた嬉しいひとときでした。commonでは、地域の方と一緒に子ども達の試行錯誤を応援することを大切にしていきたいと思っています。

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グリーンプロジェクトとは?


【きっかけ】
commonの子ども達は生き物や植物に興味がある子が多く、お庭に咲いている桜の木やつつじ、そのほかの小さな植物達の変化に心躍らせていました。また、虫取りやその観察も盛んで、ミーティングではいつもそういった話で盛り上がります。子ども達の好きなこと、興味があることを軸にしながら、commonが大切にしていきたい「試行錯誤」や「子ども達と一緒に場をつくること」をスタッフ間で考え、始めたことが今回のスイカにも繋がっている「グリーンプロジェクト」です。

【目的】
commonのグリーンプロジェクトでは、できなかったこと、うまくいかない体験を通して「どうしてだろう?」「どうしたらできるのかな?」「詳しい人に聞く?」「本でもう一度調べる?」という過程を学ぶことが目的です。植物を育てることは1つのゴールであり、目的ではありません。とはいえもちろん雑に扱ったりせず、子ども達と今できることを通して、大切に育てています。

【活動の軌跡】
5月から「グリーンプロジェクトってなに?」「どんなことをするの?」「どんな植物を育ててみたい?」とミーティングを重ね、さらに植える時期を考えて希望する植物を子ども達が自分自身で選んでいきました。

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調べ方も、図鑑やPC、身近な大人や高学年の友だちに聞いてみるなど色いろな方法を実施。小さい1粒の種から植え、その生長をcommonメンバー全員で見守っています。

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8月に入り、楽しみにしていたひまわりが咲き、今は枯れていく様子を観察中だったり、とうもろこしのひげが伸び、少し膨らんできた様子にわくわくしていたりというcommonメンバーです。

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これからも楽しみなグリーンプロジェクト。ちょうど最近「これからどうしていく?」という声が子ども達からあがり、みんなで考えているところです。地域の方のお力添えもいただきながら、子どもとちと一緒に試行錯誤してきたいと思います。

コミュニケーター宮田



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