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【セミナー収録潜入レポ】甲南女子大学のゆるふわ&愛されメディア「シーソー」の揺らがない戦略!【#CM_Day2024】

今年も国内最大規模のコンテンツマーケティングのコミュニティイベント「CONTENT MARKETING DAY 2024」の季節がやってまいりました!

『次のコンテンツマーケティングへの挑戦』をテーマに、11月15日から30日まで、コンテンツ企画制作の現場で活躍される第一線の方々の貴重なお話を無料で視聴できるオンラインイベントです。

イベント登録は公式サイトから!

ここではイベント開催に先立って、こっそり「CONTENT MARKETING DAY 2024」での事前収録に立ち会うことができた私、ライターの魚住の視点から、それぞれのセミナーセッション(登壇動画)の見どころをお伝えします。

ご興味を持たれた方は、ぜひイベント登録&視聴をお願いします!


名前は「シーソー」…だけど揺るがないコンテンツ戦略


まずは、「コンテンツマーケティング・グランプリ2023」【教育コンテンツ部門・CMAコミュニティ部門グランプリ】受賞した甲南女子大学のキャンパスマガジン「シーソー」をご覧になってください。

甲南女子大学の学びやキャンパスライフを紹介するメディアですが、サイトを実際にご覧になるとわかる通り、お堅~い大学の資料請求サイトとは全然違います。

サブタイトルにはこう書かれています。

曖昧に揺れてる私の、
未来を見つける
キャンパスマガジン

さらには、キービジュアルにはこう書かれています。

揺れてたって、いいんじゃない?

エモい!エモすぎる!
学生ではない私でも、このエモさはわかります。


シリーズ記事も「わたしの居場所」「大学生の友だち事情」「推しとわたし」「コンプレックス上等!」「ファッションのこと、考えてみた」「生理の話をしよう」「なんのためにメイクする?」「韓国カルチャーに夢中」と、17歳〜20歳ぐらいまでの女子が気になってることをきゅ〜と集めた内容です。
 
そうです! 将来の進路に対して不安を持ち、目的が定まっていない女子高生たちに興味を持ってもらうこと、そして、将来への糸口が見つかる場として「甲南女子大学」を視野に入れてもらうことを目的に運営、というのがこのコンテンツのコンセプトなのです。
 
また、サイト自体を読み進めていき、掘り下げていくと、甲南女子大学の先生方がどんどん楽しくなって、協力的になっていくのが手に取るようにわかります。多分、「こんなのどうかな?」なんて企画も出してくれているに違いありません。
 
やはり「シーソー」は、愛されコンテンツだと感じます。


センスあるコンテンツの裏には、センスある戦略が


さて、今回私が潜入したのは「CONTENT MARKETING DAY2024」のセッション『甲南女子大学オウンドメディアサイト「シーソー」〜年3回しか更新しないオウンドメディアの存在意義とZ世代に届ける「ホンネ」コンテンツのつくりかた〜』の事前収録。

収録でお話されたのは、甲南女子大学広報部門の田坂友宏さんと、合同会社 バンクトゥの編集者・早志祐美さんのお二人です。

息がぴったりのお二人。それぞれの得意分野を組み合わせ、すばらしい仕事をされています。

緻密なメディア戦略・マーケティング戦略を考えられている田坂さんと、コンテンツ企画制作のプロの早志さんのナイスコンビ。お二人の雰囲気から、それぞれの仕事をお互いにリスペクトしていらっしゃるんだな~と感じました。

セッションの前半は、田坂さんによる「広報の課題と戦略」。
 
進学経験がある方は、「大学受験マーケットにおける主なプロセス」については何となく想像が付くと思います。
 
「資料請求」自体は進学媒体モデルに依存していますが、大学が主体的に認知獲得や興味関心の施策を行なっていくことも可能。
 
そして、その「認知獲得チャネル自体はたくさんの選択肢がある」ところから「広告だけでなく、コンテンツ」にも注力されたのです。

一過性の広告では担えない、中長期的な効果を期待しオウンドメディアに取り組んだとのこと

 甲南女子大学の広報部門が「幅広い業務領域&部署異動ありきの組織体制の中でメディア運営が必要」「編集などのスペシャリスト的業務は外部パートナーの視点や能力を最大限活用が適切と判断」され、白羽の矢が立ったのが合同会社 バンクトゥ。

 後半は、バンクトゥの早志さんが『オウンドメディア「シーソー」』について制作サイドからお話されます。 

高校生の不安、その反面、興味のあることで揺れている頭の中。 でも、『自分の「興味」と「社会」って実は繋がっている』『遊びだと思っていた「趣味」が学びになることもある』とターゲットに伝え、アカデミックな世界に引き寄せるコンテンツが絶妙なのです。 

「社会 A面:アカデミックなアプローチ」←→「私の興味 B面:カジュアルなアプローチ」これらを行き来することで、興味を深掘り、耕す。 

どちらだけでもいけない。両方揃うことで価値が高まる優れたコンテンツ戦略です。

これにはかなり感銘を受けました。
ゆるふわだと思っていたら、かなり計算されたコンテンツです。
 

「シーソー」のセンスあふれるコンテンツの裏側には、センスあふれるマーケティング戦略・コンテンツ戦略がありました。ぜひコンテンツに携わる多くの方に見て・知っていただきたいセッションです。

「目から鱗」間違いなし。
ぜひ、セッションをご覧ください。



CONTENT MARKETING DAY 2024 #CM_Day2024

コンテンツマーケティング・デイは、コンテンツマーケティングを実施している方、関心がある方のためのコミュニティ・イベント。業種や業界、立場に関係なくどなたでも参加いただけます。

本イベント公式ページから無料でお申し込み(事前登録)いただければ、11月15日~30日のイベント期間中は、24時間いつでも好きなセッション(登壇動画)を見放題。通勤・通学の時間や、ちょっとした隙間時間にも視聴いただけます。

今回は、特に厳選した挑戦者の方々に登壇いただきます。ぜひ余すところなくお楽しみください。

<イベント概要>
イベント名  :CONTENT MARKETING DAY2024 (オンライン)
イベントページ:https://lp.contentmarketinglab.jp/cmd2024
視聴期間   :11月15日(木)12:00~ 11月30日(土)23:59
       ※期間中どなたでも無料でご視聴いただけます
セッション数 :15セッション
会場     :オンライン開催
参加費    :無料(事前申し込み制|イベントページにて)
定員     :上限なし
ハッシュタグ :#CM_Day2024
主催     :Content Marketing Academy(株式会社日本SPセンター)
 
オープニングイベント(リアル開催)
日時     :11月14日(木)13:00~19:00
セッション数 :5セッション
会場     :SHIDAXカルチャーホール
参加費    :無料・事前申し込み制
定員     :120名(定員を超えた場合は抽選)



執筆:魚住 陽向(うおずみ ひなた)
フリーランス/編集者、文筆家(小説家)
■出版・編集者&ライター:女性マンガ誌の編集者、「SPA!」(扶桑社)や情報誌ライター、お笑い芸人専門雑誌の編集&ライターなどを経験。企画・編集:書籍『あなたに伝えたい気持ち』(J-WAVE/光文社・知恵の森文庫)、『若手芸人パーフェクトカタログ』(廣済堂出版)■[インターネット]●「アークのブログ」(オウンドメディア)●「ARKadia」(インバウンドサイト)■[小説]●電子書籍『天然オヤジ記念物 江戸前不始末』(新潮社 第3回新潮エンターテインメント大賞 最終選考作品)
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