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「ひやまアドカレひとりチャレンジ Advent Calendar 2023」に贈る記事-2-
毎度、お世話になっている、ひやま すなお@館長さんが、cluster恒例のアドカレと同様のものを、単独執筆している。その意気込み、拝んでしまうほどにすごい。
経緯はともかく、自分もゲスト参加?で何か書きます…という話になった。
が、悪文に加え、知識もスキルも遠浅海岸かのような身ゆえ、ロクなものにならないこと、まずは、お許しいただきたく。
というわけで、ひやまアドカレ、2023年12月18日(月)掲載の記事。
あるあるの「アドカレ道場破り♡たのもう!」始まるよ!
今回は「見出し画像」の"看板"にあるようなテクスチャを、クラフトアイテムとして cluster に持ち込む際の、明度を落としたくない(ワールドの環境光の影響を受けたくない)場合のマテリアル設定について、自己流 Tips を記したい。題して…
「あるあるバックライト効果<unityマテリアル設定編>」
メタバースプラットフォーム cluster では、ユーザーの誰もが、クリエイターだ。既に在るバーチャル空間(ワールド)で遊んだりイベントに参加することも、その世界を共に形成する、創造者たる活動であると聞いた。更にワールドやアイテムなどを、ユーザー自ら創造することに関しては、手厚い支援体制がある。
「ワールドクラフト」や「アイテムストア」のサービス自体そう言えるだろうし、「CCK(Cluster Creator Kit)」の提供もそうだろう。個人であれば無料で使用可能な、ゲーム開発プラットフォーム「Unity」のパッケージとして、cluster のバーチャルワールドやアイテムの、制作及びアップロードに使用する。
この「CCK(Cluster Creator Kit)」を用いて、ワールドやアイテムの自作にチャレンジするとき、意識せざるを得ないものに、テクスチャやマテリアルやシェーダーがある。現実世界に存る物質の、色・模様・質感・陰影・反射などを、仮想空間のオブジェクトの表面に再現するものだが、知識を得ればそのぶん表現の幅はグッと広がり、より魅力的な作品造りが可能になる。
自分のような未熟者には、どれも敷居が高く悩ましいものだが、少しずつでも理解を深めていきたい分野である。
さて、長すぎる前置きはいったん置いて、少し前のこと。
自分は、あることの解決方法を模索していた。
主にクラフトアイテム制作(マテリアルに使えるシェーダーは「Standard」に限定される)においてだが、看板やイラストなど、メッセージ性のある画像をワールドに持ち込んだ際、必然ではあろうがワールドの環境光に溶け込んでしまい、期待するような効果が出せなかったのである。
ライトを当ててみたり、明るいところに設置したり、工夫してはみたけれど、今ひとつ納得できない。
そんな時、クリエイター向けのTipsやチュートリアルがたくさん投稿されている「 Cluster Creators Guide (cluster公式提供)」にて、『クラフトアイテムで「ネオンサイン」をつくる』という記事を見た。「Emission」を有効にして、マテリアルを発光させるのだ。よく光源に使われている印象だ。
これ、使えないかなあ。でもピカピカ光って異質な感じになっても嫌だなあ。
と、思いつつ………試してみたのがこちら(図1)。

サイン(看板)の内容は主題ではないので、今は、無視いただくとして、着目すべきは、発色だが、、、どうだろう。何やら感触良さそうなかんじ。
実はこれ、アクセサリーアイテム(マテリアルに使えるシェーダーは「MToon」に限定される)を作るときにお世話になった『「MToon」の設定項目について簡単に解説!』という別記事との合わせ技だ。
具体的な、unity における マテリアルの設定内容は下図(図2)の通り。
以下の解説は、🅰️エミッション有り に関する概略である。
「Main Maps」の「Albedo」という項目に、
テクスチャを設定(図3①参照)し、
カラー設定で真っ黒を選択する
(RGB は[0,0,0]となる/図4①-1,①-2参照)「Emission」にチェック(図2②)を入れ、
「Emission」の「Color」という項目に、
1 と同じテクスチャを設定(図3②参照)し、
カラー設定で真っ白を選択、「Intensity」は「0」のままでOK
(RGB は[255,255,255]となる/図4②-1,②-2,②-3参照)
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おわりに…
以上が、明度を落としたくないクラフトアイテムの、自分なりマテリアル設定だ。
自分にとって、敷居の高い描画に関する課題を自己解決?した希少なケースなので、マイブームとばかり、喜んで使っていたら、気づいてくれたフレンド若干名が、たいそうな呼称をつけて下さった。恥ずかしくも、当記事の副題として掲げていて、少々憚られる気もするが、内輪のこと、大目に見ていただきたい。
お目汚しの長文、お付き合い、ありがとうございました。