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ゲーム業界出身者が語る!クラスター社の魅力とリアルな働き方について【座談会】

CGデザイナーといえば、ゲーム業界が代表的な職場の1つ。しかし近年は、ゲーム業界以外でもCGデザイナーの活躍の場が広がっています。 今回は、ゲーム業界からメタバース企業のクラスター社に転職したエンタープライズ事業部のCGデザイナー4名に集まっていただき、クラスター社の魅力や働き方について語っていただきました。

【こちらの記事ではこのようなことを話しています!】

・ゲーム業界からクラスター社に来たCGデザイナーの方々は、ゲーム業界では珍しいなんでもやるジェネラリストだった方が多い

・ゲーム業界とクラスター社の一番の違いはスピード感。3ヶ月で5会場作ることも

・ツールはUnityに持って来れればなんでもOK

・必要とあれば会場制作、アバター制作やモーション制作などもやるジェネラリストに向く環境

・リモートワークでも活発なコミュニケーションが取れるため、孤立せずに仕事ができる

CGチームの皆様
撮影ワールド:仮想雑貨屋-魔女の小瓶-
(ワールド製作者:pamyuuさん)

プロフィール

ざわ(写真中央前) 前職はゲーム会社でコンシューマー向けのキャラクター制作を担当。2020年7月にクラスター社に入社。CGデザイナーをまとめるセンター長を務める。社内イベントとしてDJイベント「A.T.O.M」を主催するなど社内交流の促進でも活躍している

うってぃー(写真中央後) ゲーム業界の下請け制作会社に4年半勤務し、様々な案件制作に携わる。2023年8月にクラスター社に入社。エンタープライズ事業での会場制作などを主に手掛ける

そらん(写真右)ゲーム業界に7年在籍後、2023年6月にクラスター社に入社。前職ではゲームグラフィック全般に携わる。今は3Dワールド制作を中心に、キービジュアル制作など2D作業も担当している。

ramo(写真左)(以前のインタビューでは小海さんと紹介させていただきましたが、こちらではチーム内の愛称に合わせてramoさんと記載)高校卒業後、CGに興味を持ち上京。その後アメリカに渡りCG制作を学ぶ。株式会社スクウェアに転籍し、キャラクターモデラーとしてキャリアをスタート。ゲーム業界に25年以上在籍後、2024年1月にクラスター社に入社。様々なクライアント様の要望に合わせた会場制作を担当。



ーまずは自己紹介を兼ねて、これまでのご経歴について教えてください。
ざわ:ざわです。このメンバーの中では一番入社が早く、CGチームの中でいくつかに別れるセンター(部署)の一つのセンター長という立場で、アバター制作や機材管理、メンバーのマネジメントなど様々な業務を行っています。前職ではゲーム会社でコンシューマー向けのキャラクターゲームを担当し、キャラクターのモデリングがメインでした。

ざわさん

うってぃー:うってぃーです。入社して現在10か月程度で、ざわさんと同じセンター3に所属しています。前職はゲーム業界の下請け制作会社で、キャラクターと背景のモデリングを中心に幅広く手掛けていました。

うってぃーさん

そらん:そらんです。入社して1年になります。クラスターではワールド制作が9割、最近はキービジュアル制作など2D作業も増えてきました。前職では7年間ゲーム会社に勤務し、キャラクター、背景、エフェクト、UIなど、ゲームグラフィック全般を担当していました。

そらんさん

ramo:ramoです。そらんさんと同じセンター1に所属し、主にワールド制作を担当しています。前職ではゲーム業界で25年ほどのキャリアを積んできて、来るもの拒まずで何でも行っていました。この中では一番社歴が短く、半年程ですね。

ramoさん(写真右)
ramoさん個人インタビューについてはこちらからお読みいただけます!


ー幅広く担当されている方が多いのですね!そういったジェネラリストとしての働き方は、ゲーム業界では一般的だったりするのでしょうか?

ramo:一般的ではないでしょうね。

うってぃー:ざわさんのようにキャラクターのモデリングに特化しているスタイルが、皆さんがイメージするゲーム業界の働き方に近いかもしれません!


ークラスターにはジェネラリストが集まりやすいということなんですね! それぞれゲーム業界からクラスターへ転職された理由も聞かせていただけますか。

うってぃー:僕の場合は、前職が下請けの更に下請けという立場で、クライアント様の顔が見えづらく、ディレクターの意向に沿ったものを作るだけという窮屈さを感じていたんです。 一方でクラスターは、ユーザーさんとの距離が近く、社内で開発して社内で営業まで行うという点で主体的に仕事が出来そうだと感じたのが大きな理由です。

そらん:私は前職でゲーム制作を楽しくやらせてもらっていたのですが、職場のVR体験会でVRを実際に体験した時に「VRめっちゃいいな」と思ったんですよね。個人でもVRChatに遊びに行ったりして、これを仕事に出来たら楽しいだろうなと。そこで、ゲームに近い形でVRに携われる国内の会社を探した結果、クラスターに辿り着きました。メタバースといえばソーシャル要素がメインのように思いますが、ゲームも出来るクラスターは個人的にはぴったりな環境でした!

ramo:僕はもともと映像業界にいて、そこからゲームの体験の濃さに惹かれてゲーム業界に移ったんです。 ただ直近在籍したモバイルゲーム業界は、自分の価値観とは合わないなと感じていました。そんな中、VRならもっと面白い体験ができるんじゃないかと思い、転職を決意しました。

ざわ:僕は初期のクラスター社のVTuberイベントがきっかけで、クラスターを知って、面白そうだなと思い入社しました!


ー皆さん、VRという新しい表現の場に可能性を感じて飛び込まれたんですね。 実際、入社されてみて、ゲーム業界とクラスター社で仕事の進め方に違いはありましたか?
そらん:違いはありますね!ゲーム開発だと、最初の段階で面白さを突き詰めるのに時間を使うんです。何度もホワイトボックスを作って検証を繰り返して、ビジュアルの詰めは最後のほう。制作に5年程使うのも珍しくありません。 一方で、クラスターだとあっという間に会場が出来上がります。スピード感が段違いですね。

うってぃー:そうですね。ゲーム業界だと短くて3年はかかりますけど、クラスターだと3ヶ月で5会場作ったりしますから(笑)

ramo:僕は今、そのスピード感がすごく楽しいですね!飽きっぽいので、正直3年とかかかると飽きちゃって…。

うってぃー、ざわ:わかります!(笑)

うってぃー:前職では岩ばかり作り続けて半年以上…なんてこともありましたからね。

ざわ:私もキャラクターモデルを作り続けていたので、一生それかと…(笑)

うってぃー:ゲーム業界だとキャラクター1体で3、4か月かかるようなハイエンドなものもありますもんね。


ーなるほど、制作スピードについてはかなり違いがありますね。使用されているツールについては違いはありましたか?
そらん:私はメインでMayaを使っています。

うってぃー:基本的にゲーム業界と似ていますよ。Blenderを使っている人もいます。Unityに乗せられるなら何を使っても問題ないです。

ざわ:そうですね。最終的にUnityに持っていけば、MayaでもBlenderでもC4Dでも何でもOKです!

うってぃー:ゲーム業界との違いは、作業途中のデータの受け渡しがほとんどないことかもしれません。ゲーム業界の場合、プロジェクトの規模が大きいので、自動化やツールの統一が必須なんです。書き出しの手間を省くためにも、かなり厳密に管理されていました。ですがclusterはあくまでUGCプラットフォームですから、エンタープライズ事業部でやっているものとしてもユーザーさんが作れないレベルのものは作っていないつもりではあります。そう言った意味で、現時点では環境についてもユーザーさん並みの自由度が許容されているのかと

ーclusterはUGCプラットフォームなので、他のコンシューマー向けのゲーム制作と比較して自由度が高いのはありそうですね。もう少し仕事内容について深堀り出来ればと思いますが、普段皆さんはどのように役割分担をして制作を進めているんですか?
ざわ:必要とあれば会場もアバターも何でも制作しています(笑)

うってぃー:そこがゲーム業界との大きな違いかもしれません。ゲーム業界だとキャラクター、背景、エフェクトなどと専任担当がいるのが一般的ですが、クラスターではそういう区別がない。アニメーターもいないので、必要とあればモーション作業もCGデザイナーが行っています。

そらん:その分、ジェネラリストが働きやすい環境ではありますよね!

ramo:一般的なゲーム業界は分業制が極まった場所なので、専任でやりたい人は合わないかもしれません。


ー合う人にはすごく合うといった感じでしょうか。皆さんはマッチしたからこそ入社していると思いますが、ゲーム業界のどのような経験が今に活きていますか?
そらん:まさに、ジェネラリストの経験が活きています。ゲーム業界でジェネラリストって確かに珍しくて。なので、前職だとジェネラリストを貫くってなると管理職しか道がなかったんです。実際に前職では管理職も経験して、チームをまとめたり社外との折衝もしていたのですが、やはり自分で作る方が楽しいなと思いました(笑) クラスターはジェネラリストが活躍しやすい環境なので、自分のスキルを存分に発揮できるのが嬉しいですね。

ramo:僕もそらんさんと同じタイプですね。前職では部長まで担当してましたが、この先を考えた時になんか楽しくないなって。自分は体験価値を重視している分、視座の高さも相まって企画職や管理職を経験させてもらったんですが、本来的にはその体験を入れるために自分で手を動かしたいんです。なので、プレイヤーメインの今はすごく楽しくやらせてもらっています!

うってぃー:僕の場合は、前職でいろんな案件をこなしてきた経験が活きていると思います。様々なデータを見る機会が多かったので、そこから学ぶことが多かったですね。興味が湧いて、自分で勝手に調べたり、見ていたりしたのもあります。ちょっと特殊かもしれませんが。


ー逆にゲーム業界出身じゃない人もチームにはいらっしゃるんですか?
ざわ:映像、テレビ、建築業界出身など別業界の方も多いですよ。アバターのコスチューム作成などに通じる部分があるからかファッション業界出身の方もいましたね。他にはclusterのヘビーユーザーで、入社された方もいらっしゃいます! 

そらん:医療系営業の方もいらっしゃいますよね?

うってぃー:その方は特殊な事例ですけどね!結構clusterが本当に好きでよく使っていますとか、CGを自主的に勉強していますって人が想像以上に多いかもしれません。ゲーム業界出身者の割合は意外と少ない気がします。


ーそうなんですね、ゲーム業界の人もクラスターで新たな可能性があることを知って欲しいですね!皆さんはゲーム業界にいた頃とクラスターに入社してからでは、インプットや勉強の仕方など変わったりしましたか?
ramo:全然変わらないですね。日々の生活全てがダイレクトに直結しているイメージです!

うってぃー:僕も変わらないです。昔も今も街を歩いてたらおもむろに写真撮りたくなったりして、壁とか床の写真を撮ったりします(笑)

そらん:わかります!私は公園に行って芝生の写真を撮って、clusterのワールドで使いました!

ramo:僕は結構自分の思い出が引き出しになっていて、例えば子供の頃、みんなでゲームで遊んで楽しかったのは何でだろうとか、その時の共有した気持ちや共感の作り方をゲームでもclusterでも仕組みとして取り入れたいなと思っています。なので、人生全般が役立っているところはありますね。

うってぃー:その時々の感性を大切にするのは同感です。僕は当時の感銘を受けた気持ちを思い出すために、写真に残して見返しています!


ークラスターに入社したから特段何かを行っている訳ではなく、日々の気づきを大切にされているんですね。続いて、クラスター社の企業全体の雰囲気についても教えていただきたいです!
そらん:みんな元気ですよね(笑)活発で清潔感がある人が多くて、素敵だなと思っています。

うってぃー:リモートワークがメインなのに、ここまでコミュニケーションが活発な会社は珍しいですよね?クラスターのカルチャーとして、お互いをリスペクトし合うことが大切にされているからこそ、リモートワークでも上手く機能しているのかなと思っています。

そらん:Slackでもみんな活発に議論していて、連絡もすぐ返ってくる。そういうカルチャーがあるから、リモートでも円滑に仕事が進むんだと思いますね。

うってぃー:そうした話しやすい雰囲気が、パフォーマンスにも良い影響を与えているんじゃないでしょうか。コミュニケーションの活発さは会社の強みだと感じています!


ーありがとうございます。最後に、この記事を読んでいる方向けにクラスターの魅力やマッチする人物像について一言ずつメッセージをいただけますでしょうか。
うってぃー:主体性を持って働ける人が合うのではないでしょうか。クラスターでは自ら提案したり、 クライアント様の要望を汲み取る力が問われます。 スキル面でも、自ら学ぶ姿勢が大切ですね。クライアント様やユーザーさんとの距離が近いのが特徴なので、自分がCGを通して人を喜ばせたいと思える方にはピッタリな環境だと思います。

そらん:リモートを苦に感じない人は楽しく働けると思います。私は引きこもり気質なので、むしろリモートが心地良いです(笑)お互いリスペクトを持って、仕事が出来る方と働けたら嬉しいですね。日本全国どこからでも仕事が出来るのが特徴なので、遠方の人も興味を持っていただけたらと思います!

ramo:これからはAIの時代だと思うので、AIを学んでおくに越したことはないでしょう。 勉強した上でAIにはできない自分の"個性"を探す事がポイントだと考えています。 クラスターならそんな個性の発揮を存分に応援してくれる環境があるので、この環境がマッチしそうだなと思う人はぜひ来てください!

ざわ:クラスターは年齢問わず、スピード感を持って様々な案件にチャレンジできる環境だと思います。新しい技術や知識、表現を身につけたい方にはうってつけですね。 圧倒的な経験を積むことが出来るはずなので、もっと広く色々な経験を積みたい人はお待ちしています!

─ざわさん、うってぃーさん、そらんさん、ramoさん、素晴らしいメッセージをありがとうございました!


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