見出し画像

22年前の自分に、夢が叶ったよ~と言いたい。【着物初心者】

所用があり、実家に行きました。
その際に何気なしに本棚を覗いてみたら2002年発売の『KIMONO道 Vol. 2』というムック本が出てきました。モデルの市川実日子さんが真っ赤な振袖をお召になっている表紙です。その他にも着物のお手入れや着物初心者に対する本がいくつか。

私はずっと、着物が着られるようになりたい、着物でお出かけしたい、と思い続けてきたんだなぁ、と懐かしくなりました。

その思いが叶うまでになんと22年!今年やっと着付け教室に通い、その後は自分で着て方々に出かけています。

祖母が母に誂えた着物はありましたが、母自身が着物に興味がなく、家庭内で着物や着付けの知識が得られる状況ではなかったです。
またそれらの本を買っていた20年前は、お金(あるいはお金のなさを補う知恵が自分には)なかったです。
10年前は時間なかったです。
やっと今年タイミングが来ましたね。

母の着物はありがたく活用させてもらっています。
着物のことを少し知るようになった今、祖母が母のために作った着物のラインナップが無駄なく・完璧であることがわかり、親の愛だなぁと思っています。お金に(多大なる)余裕があるという状況ではなかったと思うのですが、娘(母)が困らないようにと誂えたんだと思います。

振袖、付下げ、紋付きの色無地、小紋、紬がひとつずつ。
最低限これで一生困らないよね、というものですよね。(着物には興味のない母は、そのことには気づいてない・笑)

また、親子で肌の色も好みも似るのか、色や柄行きもばっちりです。(母は、振袖と付下げの色柄を選んだ記憶はなんとなくあるらしい)

20年前に、自分では着られなかったけれど、卒業式や友達の結婚式などで母の振袖と付下げは何回か着ています。子どもの七五三で色無地も着付けてもらいました。
着物に興味がない母には、母が着なかったが故にきれいなままで残してくれて感謝です。もちろん、母の着物を着た写真を送ると、「いいわね~似合うわね!好きなように楽しんでね!」と喜んでくれます。

物事にはいろんなタイミングがあるのだなぁと思った次第です。着物をマイペースに楽しんでいきたいです。

いいなと思ったら応援しよう!