大学受験ハイレベル数学 簡単な単位換算 解説編
こんにちは。
この記事は「簡単な単位換算」の解答編です。問題を見ていない方はブラウザバックして下さい。
なぜこのような問題を!?という方が多いでしょうが、単位換算は授業本編では扱われないものの計算の軸になっている内容なのです。それではやっていきます。
(1)は鉄板問題です。時速→秒速、km→mですね。他にも単位変換がありますが慣らしていきましょう。(2)は、数字を対応させると間違えるのできちんと単位をみて変換できるもの同士で結びつけようというのが目的です。また、1段階ごとに計算せず、計算前の形のまま最後に持ち込んで一気に計算するというのは文章題などではおすすめです。これは単純な形でしたが、もっと掛ける数が多いと一気に計算するのはより有効です。また、(2)は比例式を使うのもおすすめです。
単位の接頭辞についてです。10の3乗がキロ、6乗がメガ、9乗がギガ、12乗がテラであることは覚えましょう。また、10の3乗分の1がミリ、10の6乗分の1がマイクロ、10の9乗分の1がナノであることは数値計算で必須になるので覚えておきたいですね。
この(3)は電流の導出です。オームの法則から導出するのですが、接頭辞なしで解答しろという条件なので計算すると上記のようになります。ここから、有効数字(???)の部分と10の累乗の部分を別々に計算し、そうすることで特に0の個数について混乱せずに計算が終わります。
(4)の問題は前提条件が高校のものですが、「ダース」と似た、まとまりを1とするものなのでそうでなくとも分かるでしょう。これは数が小さい方で計算を行い、後で大きな数を呼び出して正解を出すという方法です。(2)のように比例式を使って解いても良いかもしれませんね。
今回はここまでです。単位換算は案外難しいので「途中で計算しない」という工夫や比例式で理解できるようにしていきましょう。
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