Club Q 勉強会 ティーインストラクター長柄三喜恵さんに教わる 紅茶教室 Vol.13 「冬のアレンジティーとシュトーレン」を楽しむ (2022-12-3) はいかがでしたか?
「感想」
今回は、Masakazu Imamuraさん(人間科学部を専攻/80年代、インディ・ポップ寄り。音楽好き。)の感想です。
----------------------
さて、昨日はQuoraのQueen of TeaことMikie Nagara 先生による紅茶教室でした。
クリスマスティーに関するあれやこれやと、本物のクリスマスティー、更にクリスマスにぴったりなアレンジティーの作り方を教えて頂き、実際に各自入れて飲んでみるというこの季節ならではの企画でした。
僕は、前回とその前も出席できず久しぶりの参加でしたが、変わらない暖かい雰囲気で迎えて頂きました。
ミキエ先生から教えて頂いたことで驚いたのは、紅茶の本場であるイギリスが、クリスマスのお祝いを始めたのが1830年頃の、ヴィクトリア女王と結婚した、ドイツから来たアルバート公がもたらしたということ。
結局、ドイツはまだ発祥地神聖ローマの影響強いからキリスト教が早く来たけど、イギリスはヨーロッパの辺境部(スマン)だから、影響が来るのが遅かった、とかいう話なのかな。キリスト教も英国国教会だし。国教会なのは離婚したがったヘンリー八世のせいだけど。(この辺は如何でしょうか?Rem Ogaki 様)
で、送って頂いたクリスマスティーはフルーティーで渋み少なめ、全体には爽やかな味わいでとても美味しかったです。クリスマスにはフルーツや色々な香りを入れたお茶で華やかに、ですかね。これ、透明のポットで煎れたら色々開いてくるのが観察出来て楽しいのかもなあ。渋みがほぼないので砂糖無しでもいけました。
同じくお送り頂いた三喜恵先生お手製のシュトレンも頂きましたよ。ふんわりした見た目とは裏腹に以外と食べ応えがあって、頂いたらかなりお腹いっぱいに(笑)自前のシュトレンも用意してたのですが、あまり食べられず。まあまたゆっくり食べれば良い話ですが。
次に煎れたのが、オレンジスライスにクローブを刺したものを用意して、さらに砂糖(グラニュー糖)をスプーン一杯入れ、そこに紅茶(茶葉は前述のクリスマスティーではなく、普通のディンブラとかニルギリで良い)を注ぐ、「シャリマティー」なるもの。あ、シャリマとはインドで「花園」を意味するとのこと。華やかね。
そしてクローブって、オレンジと香りが良く合う。肉料理にオレンジ煮ってあるけど、こういうことかと。クローブと柑橘の風味、しかも柑橘の中でもオレンジの柔らかみのある風味がより合うのかなと。渋み強い茶葉の方が香りがクローブ&オレンジと合う。そして甘みもあって良いと思ったし、紅茶との相性もぴったり。僕はディンブラとニルギリと両方煎れてみたのですが、ディンブラより爽やか目なニルギリの方が、様々な香りや、全体のバランスが取れた感じがして美味しいと思いました。でも最初のディンブラは、オレンジの皮無しで煎れたので、比較としてイマイチ正確さに欠ける部分があり、もう一度ホールのクローブ買って作ってみようかなと。ディンブラの茶葉も足りるかな(笑)
写真が煎れたシャリマティーです。刺さってるのがクローブ。
またこのシャリマティー、シュトレンとも合う。フルーツの風味が増されて、そしてクローブのせいか?フィニッシュの後味が、お茶とシュトレンそれぞれを高め合う感じがしました。余韻が素晴らしかった。
オレンジが少し余ったのと、紅茶で使ったあとのクローブは肉料理に使うと良い、とのことでしたので、翌日昼に、お安かった豚コマと市販のホワイトソースがあったので、炒め煮にしてみました。
これは大正解。クローブの風味がホワイトソースを引き締めて、オレンジが風味に奥行きを与えました。クローブとオレンジを併せて使うのを最初に思いついた人、天才。大変美味しく頂きました。
とかく寒かったりのせいで、自分で何かするのが面倒くさくなる季節ですが、やはり正しく教えて貰えると、既製品を買うのとはまた全然違う素晴らしい世界があるということがわかるこの紅茶教室。また是非参加したいです。三喜恵さん、会の運営の皆さん、ありがとうございました!
----------------------
Masakazu Imamuraさんの回答は以上です。ありがとうございました!
ClubQオンライン勉強会の開催予定はコチラ↓です。