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ベーレンライター出版「楽曲解説シリーズ
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去年、今年の翻訳1、2年目は日本の岩波新書にあたるドイツの新書「ヴィッセン叢書C.H.Beck Wissen」を中心に練習しました。ドイツについては高校世界史で少しかじったくらいで無知でしたので、まずは、ドイツの憲法、政治、歴史、哲学、宗教、産業を新書で広く学ぼうと思い、2年かけて一般常識をつけました。
来年の翻訳3年目は、ベーレンライター出版の楽曲解説本に取り組もうと思っています。ベーレンライターというと楽譜屋さんだと日本の方は連想されますが、解説本も出版しています。
沢山ある中、まずはブラームスの「ドイツレクイエム」とバッハの「クリスマスオラトリオ」を入手しました。ミサ曲やレクイエムはラテン語の歌詞を使うのが一般ですが、わざわざドイツ語の歌詞で作曲したブラームスの想いを深く知りたいと思いました。
またバッハの宗教合唱曲は、「マタイ受難曲」や「ミサ曲ロ短調」については礒山雅さんの解説本が充実していますが、「クリスマスオラトリオ」の解説書は出版されていないんですね。クリスマスオラトリオはキリストの降誕を祝う曲で、全体的に明るい喜びに満ちた響きです。個人的に好きな曲なのでよく知りたいと思いました。
他にも合唱曲の解説本や、ベートーヴェン、マーラー、ブルックナーの交響曲解説本などがあり、上の2冊が良かったら他の本にも手を出してみます
ベーレンライター合唱解説本(全10冊)
Alfred Dürr: J. S. Bach, Die Johannes-Passion(ヨハネ受難曲)
Emil Platen: J. S. Bach, Die Matthäus-Passion(マタイ受難曲)
Christoph Wolff: J. S. Bach, Messe in h-Moll(ミサ曲ロ短調)
Klaus Hofmann: J. S. Bach, Die Motetten(バッハのモテット集)
Meinrad Walter: J. S. Bach, Weihnachtsoratorium(クリスマスオラトリオ)
Sven Hiemke : Beethoven, Missa solemnis(ミサソレムニス)
Andreas Waczkat : G. Fr. Händel, Der Messias(メサイア)
Georg Feder: J. Haydn, Die Schöpfung(ハイドンの天地創造)
Andreas Eichhorn : F. Mendelssohn Bartholdy, Elias(メンデルスゾーンのエリヤ)
Christoph Wolff: Mozarts Requiem(モーツァルトのレクイエム)