「ニーベルンゲンの歌」の散文現代語訳
Die Nibelungen: Glanzzeit und Untergang eines maechtigen Volkes
Auguste Lechner
ドイツ中世叙事詩ニーベルンゲンの歌は本来中高ドイツ語の「韻文」で書かれている物語ですが、この度、小説様式で現代語訳した本を購入しました。
著者アウグスト・レヒナーは、ヘラクレス、アーサー王伝説、パルチヴァールなど古代や中世の古典を、青少年向けに現代語訳した著書をいくつも書いています。青少年向けに小説様式で書かれているので物語の流れがつかみやすく読みやすいです。
中世の古典が現代の人にもこうやって読み継がれているのは喜ばしいことです。子供の頃に見聞きした物語の体験はインパクトのある経験で替えがたいものだと考えています。かくいう私も20年前に聴いたタンホイザーの輝かしい合唱の体験とタンホイザー伝説が、独文を勉強しようと思った強い動機になっています。
◎Siegfrieds Rheinfahrt