ベンジャミン・ブリテン室内オペラ「ねじの回転」Henry James:The turn of the screw
暑い夏の時期、必ずと言っていいほど聴きたくなるオペラがあります。ヘンリージェイムズの小説が原作であるブリテンの室内オペラ「ねじの回転」。舞台上の登場人物6名、管弦楽13名、指揮者を含めた総勢が20名というシンプルな構成の室内オペラ。全体は2幕16場で構成され、各場を音楽が主題と変奏で繋いでいる。語るように歌うスタイルで演劇を観ているような感覚で楽しめます。
物語は、新任の若い女家庭教師が、幼い子供たちと屋敷にとりついた幽霊に振り回されるというホラーオペラです。どんな夏の怪談物語よりも背筋がゾゾーとなり涼しく過ごせます。この夏のお供にいかがでしょうか?
(あらすじ)
イギリスの片田舎の古い貴族屋敷。そこに、両親と死別してひっそり暮らす幼い子供たち。二人の家庭教師として赴任してきた若い女性がある日見たのは、子供を悪の世界に引きずり込もうとする以前の使用人亡霊クイントの姿だった。甘い言葉をささやく幽霊に対し、家庭教師は厳しく接するため子供達の心は幽霊の方に傾く。女家庭教師は必死で目覚めさせようとし、遂に子供は「クィントは悪魔だ!」と叫び、女家庭教師の腕にくずおれる。しかし、同時にその子の心臓は鼓動を止めていた。
https://www.youtube.com/watch?v=3miUcQe8eUQ&t=1566s
注)2021年6月25日の過去記事です。
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