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介護認定は一人暮らしでも受けられる?
私の父は一昨年亡くなったのですけれど、今から4年前に肺癌が見つかりました。
その時の話をしようと思います。
父は、毎年定期的に検査を受けていました。
凄く小さな怪しい影があるとのことで、早期発見だから、すぐに手術すれば大丈夫ですよってことで、大きな病院を紹介されました。
が、蓋を開けたら、早期ではありませんでした。
片方の肺を全摘しなければならない状況😨
当時はタバコはすでに辞めていたのですが、若い時に、ヘビースモーカーだったため、肺はボロボロです。
年齢も年齢だし、片方の肺を全摘するのはリスクが大きいとのことで、部分切除を提案されました。
でも、もしかしたら、手術する方が、体力が落ちて良くないのではないか?
そういうことも考えられるとのこと。
私も私のきょうだいも手術しない方がいいと思ったのですが、父本人は手術を希望しました。
本人は体力に自信があったのかもしれません。
建築業だった父は、同世代の人と比べたら、確かに体力はあったような気もします。
結局、手術をしたものの、癒着がひどく、部分切除でも、計画通りに取り切れませんでした。
当時、父は74歳。
手術は75歳までしか出来ないということだったので、最後のチャンスでした。
取り残しがあるということで、手術はうまくいったとは言えません。
レーザーの歯?が折れるほど大変だったそうで💦
手術は8時間もかかり、頑張ってくれたドクターには感謝です。
落ち着いたら抗がん剤治療がはじまる予定でしたが、不思議と取り残した癌は小さくなっていました。
ということで、治療方針は経過観察に変わりました。
経過観察と言うことに、ひとまず、ほっとひと安心していたのですが、一年後、多発性骨髄腫が見つかりました。
その時の話では、入院をして無菌室で、抗がん剤治療をする…
というお話でした。
が、直後、コロナ禍になり、コロナの為の病室確保のために、緩和病棟も閉鎖され、無菌室での入院も通院で
飲む抗がん剤治療ということになりました。
通院ということで、そんなに強くはない抗がん剤だったのですが、予想に反して、副作用が酷く出た父は、全く眠れなくなってしまいました。
睡眠薬を飲んでも眠れません。
このままだと、気が狂いそうだと言うので、抗がん剤治療を中断させてもらいました。
みるみるうちに体力はなくなり、食欲もなくなり、痩せていきました。
抗がん剤を中断したことで、病気も進行していきます。
不安になった父はまた抗がん剤治療をはじめることにしました。
さらに、弱っていきます。
いつまで1人にしといていいものだろうか…
かと言って、家の中を動ける間は、住み慣れた家が一番だし…
悩んでいるときに、介護認定というものがある事を知りました。
1人暮らしをしている間は無理だろうと思ったのですが、調べてみたところ、申請できそうです。
民生委員さんに頼めばいいそうです。
頼んだら、自分でしてって冷たくあしらわれました。
でもやっぱり、民生委員さんにって記されています。
そのことを伝えると、やっと渋々やってくれました。
そこから一週間ぐらいして、調査員の人が来て、認定がおりるまで、さらに約1ヶ月かかるとのこと。
さらには医師による書類も必要だそうです。
父は血液内科、呼吸器科と2つかかっているので、主治医はどっちかで揉めて、そこでも書類をすんなり書いてもらえず、結局、緩和ケアの先生に頼る事になります。
長い…
やっと認定がおりました。
要支援2でした。
要支援の段階は自立できる事を目的として、できることはさせて、少しだけサポートするって程度だそうです。
そこからさらに、介護ケアマネージャーを紹介してもらい、そこからまた、サービスを受ける契約をして、やっとスタートです。
認定が降りてからスタートまで、2〜3週間かかりました。
その間にも、父はどんどん弱っていきました。
要支援2のサービスを受ける頃には、介護1に再申請しないといけないくらい?
っていうぐらい動くのが辛くなっていました。
例えば掃除をお願いするとして、要支援だと一緒に掃除をしてくれます。
介護だとお任せで掃除をしてもらえます。
この違いは、だんだん動けなくなっている父にとっては、結構大きいのです。
再申請するのにもまた調査の方が来て〜〜〜って、時間がかかります。
サービスをスタートするにも沢山の契約書類を書いて、サービスを提供してくれるところのスタッフが集まって、一緒にミーティングも行われます。
闘病中の父にとってはちょっと辛いです。
何でも簡単にはいかないのはわかりますが、動けないから頼んでいるわけで…
もう少しどうにかならないかなぁって思います。
調査員の方も、こんなに短期間で、こんなに悪化するなんて😳
と驚いてありました。
ただでさえ、大変な時にコロナ禍も重なって、スムーズに事が進まなかったのもあるのかもしれません。
そのスピード感はさておき、私の母は寝たきりになった祖母を抱えてお風呂に連れていき、1人でお風呂にいれたりしていたので、それを思うと今は、介護サポートが充実しているなぁって感心しました。
再申請の結果は、介護1を飛び越えての介護2でした💦
訪問入浴サービス、訪問看護による呼吸器科のリハビリ、ヘルパーさんによる掃除のサポートをそれぞれ週1で受けれる事になりました。
サービスを受けれることはありがたいのですが、急激に弱っていく父…
心境は複雑でした😓
ともあれ、この訪問入浴サービスはとっても凄いんです。
湯船を持ってきてくれるんです。
そこに車からホースをのばしてお湯をはり、終わったら、またホースでお湯を抜いて湯船を持って帰るという…
本当に助かるサービスでした。
実を言うと、私自身が父のサポートをきちんとしてあげれてない事に罪悪感があったんです。
母がやってきたことを、私は人に頼んでいる…
父に1人暮らしをさせている…
それでいいのか?
でも、頼んでいいんですよね。
1人で介護なんて無理ですもん。
できたとしても、自分の時間が全くなくなり、介護する側が倒れちゃいますよね😥
私が倒れたら、またさらに大変になる…
頼んだ後も、いつまで1人にしといていいのか、不安がいっぱいです。
かと言って、同居するのも、夫や夫の親はどう思うのか?
私にきちんとそばに居てのサポートができるのか?
父に対する罪悪感と自分の覚悟の無さと入り混じって不安ばかり…
そんな私に介護ケアマネージャーの方が言ってくださいました。
「大丈夫ですよ。しっかりサポートします!」
って。
目頭があつくなりました😭
私みたいな人、沢山いると思います。
いろんな人の力を借りることに罪悪感を感じなくてもいいんです。
周りの目も気にしなくていいんです。
全部抱え込まず、助けを求めましょう‼️
最後まで読んでいただきありがとうございます。
こんな私ですが、自分をみつめるセラピーを提供しています。
自分を知ることは相手を知ることに繋がります。
よかったらホームページもみてくれると嬉しいです。
https://2020-hesediel.jimdofree.com
雑学のちょこっと配信もしていますので、公式LINEもお願いします。
https://lin.ee/G2050jz
あくまで体験談ですが、またご縁がありましたら🧚
一期一会🌏