【MBTI】TPとFPの比較や見分け方
TJとFJで迷うというのはあまり見かけませんが、TPとFPで迷う人はよく見かけるので、心理機能に着目してそれぞれの傾向を書いてみようかと思います。
なぜTPとFPで迷うのか
どちらもTi/Fiというオリジナル基準で物事を判断する個人主義者で分かりづらいからです。
TとFの大きな違い
大前提として、TとFには以下のような違いがあります。
T:整合性や枠組みに注目し、納得や合理化を重視。
例)心理学を学ぶ理由は「問題解決」や「単純な好奇心」
F:人間の感情や心そのものに注目し、繋がりを重視。
例)心理学を学ぶ理由は「自分や他人の心を理解するため」や「困っている人を助けるため」
もちろんTが気持ちに注目することもありますが、それは研究対象や効率化の一環であることが多いです。
一方でFは気持ちへの理解や感情の繋がりそのものを目的としています。
Fi-Te軸とTi-Fe軸
心理機能をバラバラに考えず、軸で考えると分かりやすいです。
Fi-Te軸には「正義」がある
Fi優勢であれば自分の倫理観に基づいた正義、Te優勢であれば社会的基準に基づいた正義です。
FiユーザーであってもTeへ意識が向いているので、自分の倫理基準を元にルール化しようとします。
現実の例でいうと、動物愛護や自然保護はFi-Te的
個人の内的な価値観や倫理観(Fi)に基づき、それを社会的な行動や具体的な成果(Te)として実現する
ネットでお気持ち表明と揶揄されているものもFi-Te的
自分の気持ちや価値観を外部に「強制」しようとするというTeのマイナス面が出る
企業の理念はTe-Fi的
利益や効率を追求しつつ、倫理面も意識する
「正義」があるので何かの物事に許せないという感情を抱きがちな印象があります。
Fiユーザーは対象が自身の倫理基準から外れているので許せない
Teユーザーは対象が社会的基準から外れているので許せない
許せない「対象」には自分が入ることもあります。
Ti-Fe軸は「納得」
Ti優勢であれば自分の中での整合性、Fe優勢であれば集団の調和を求めます。
レスバトルはTi-Fe的
自身の考えに相手を何が何でも納得させようとする
Tiユーザーは同調圧力を嫌うくせに、心のどこかでは同調を求めています。
ヒス構文はFe-Ti的
相手のために貢献しているのに感謝の気持ちが返ってこないので、Tiで自分の行動を正当化して相手を責める
善悪の認識については曖昧です。
Fe(集団の価値観)をベースに善悪を考えるので、時と場合によるという認識をしがちです。
下位機能であるTeとFe
下位機能には苦手意識を持っていたり、負の面が出やすいです。
FiユーザーはTeが苦手なので、社会的評価より自分の気持ちや倫理観を優先させます。
個人的印象としては、十分な実績を持っているのに能力に自信がない場合が多いですね。
TiユーザーはFeが苦手なので、集団の価値観より自分の考えを優先します。
個人的印象としては、自分の考えを分かってくれる人には忠実でどっぷり浸かりがち。
EXTPとEXFPの違い
メインの判断機能は個人主義なTi,Fiなものの、代替機能に外界の基準を参照するTe,Feを持つので迷いやすいです。
EXFPの代替機能Te
Te的な評価:肩書、ブランド、名誉、地位、権力
基本的に自分の気持ちに忠実で自由奔放な印象ですが、何気に社会的信用も気にします。
不健全だと感情的に場を仕切ろうとしたり、地位を振りかざして偉そうにする。
EXTPの代替機能Fe
Fe的な評価:信頼、感謝、同調、好感
基本的に自分の興味と考えに忠実でデリカシーがない印象ですが、それなりに周囲の感情も気にします。
不健全だと八方美人になり自分の考えを隠すか、注目を集めるために他人の感情を煽る。
後者は炎上系インフルエンサーのイメージです。
TeとTiの違い
Tiユーザーっぽいけど自分は実績や効率を求めたがるので、実はTeの強いEXFPか?と悩む場合、出発点や目的を考えると判別しやすくなります。
TeとFiはペアなので、どちらも「あるべき自分」を持っています。
Te優勢は社長や業界の重鎮など社会に期待された人物像を目指し、Fi優勢は自分の美学に忠実な人物像を目指します。
Tiユーザーはゲーム的
自分の能力の確認の手段として外部の基準を利用します。
自分にできることを追求していたらいつの間にか富裕層になっていたみたいな感じですかね。
高収入こそが社会的に偉いから目指すのではなく、ゲームのスコアアタック感覚で高収入を目指すといったように。
IXTPは自己満足で終わるかもしれませんが、EXTPは結果を周囲に自慢して「すごい!」と言ってもらいたくなるでしょう。
地位や名誉などの社会的信用を得ることが目的ではなく、単にチヤホヤされたいだけという。
終わりに
最初から心理機能をバラバラにして見ると判定が難しくなるので、軸ベースから考えるのがおすすめです。
この記事が判別の参考になれば幸いです。