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英検2級面接試験 合格を勝ち取るテクニック 〜音読編~
この記事では、高校で12年間、英語教師として何百人もの生徒の英検2次対策を担当してきた、かつ英検1級合格経験のある筆者(MiMi)が、英検2級の面接試験合格のコツと日々の学習法について解説していきます。
この記事を読んでいる方には、初めて英検2級の面接試験を受験する方や、これから英検2級を目指す方も多いと思います。
「英検2級はどれくらいのレベルなの?」
「私でも合格できるかな?」
という不安を持っている方も多いはずです。
高校教師をしている私の経験から考えると、英検2級は、平均的な高校3年生が受験するのに適切なレベルです。
高校1年・2年生でも大学受験に向けて勉強している場合は、合格するケースも珍しくありません。
この記事に書かれているポイントをしっかり押さえて学習すれば、現在、英語をやり直している方でも十分に合格を狙えますよ。
一緒に頑張っていきましょう!
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さあ、そんな英検2級の面接試験。
英検2級の筆記試験を余裕で合格した受験生でも、不合格になってしまうことが意外と多いんです。
それは、過去問をさらっと見た程度で、ポイントを押さえずに受験しているから。
しっかりポイントを押さえて対策をしていれば、不合格になることはなかったのに勿体ないですよね。
ということで、英検2級の面接試験の正体が分からないと対策も立てられませんので、まずは面接試験の出題構成の確認から入り、その後、日々の学習のポイントを1つずつ解説していきます。
英検2級 面接試験の出題構成
英検2級の英語面接で出題される問題は、以下5題です。
音読
Q1 パッセージについての質問
Q2 イラスト説明問題
Q3 意見陳述問題(受験者自身の意見を問う)
Q4 意見陳述問題(受験者自身の意見を問う)
この中で、合格の鍵を握る問題はどれだと思いますか?
自分自身について英語で答えられるかを見られるQ3・Q4でしょうか?
実は、合格の鍵を握っているのは、一番初めの音読問題と言っても過言ではないんです。
ですので、今回の記事では、この軽視されがちな「音読」について、詳しく解説していきます。
さっそく、絶対に押さえるべきポイントを見ていきましょう。
音読問題のポイント
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Question問題のスコアがギリギリの受験生って、実は結構多いんです。
そこで、合否の決め手となるのが、この音読問題。
だからこそ、音読問題では高得点を取っておきたいですよね。
「ただ読むだけでしょー」と思っているあなた、甘いです!
ポイントを押えずに読んでも、高得点は狙えません。「できたつもり」で終わってしまうことが多々あるんです。
◆音読問題の押さえるべき3つのポイント
POINT①発音・イントネーション
POINT②区切り方
POINT③発音要注意の単語
POINT① 発音・イントネーション
まずは、発音・イントネーションについて。
特に、日本人が苦手としやすい「R」の発音と、イントネーションのズレを克服する必要があります。
これは、一朝一夕には改善できません。
日々、ネイティブの英語を聞き、発音とイントネーションを真似してみることが重要です。
しかし、多くの方が、自分で「ネイティブっぽく」読んでみて、音読練習を終わらせているのではないでしょうか。
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スマートフォンが普及した今なら、誰でも簡単にネイティブと接しながら勉強することができます。
しかも、昔と違って「一人でも英検面接対策ができる時代」となりましたので、今日は「読んだだけ」で終わるのではなく、今日から英語学習に使える便利なツールもご紹介していきます。
POINT①「発音とイントネーション」の対策として、私がオススメするスマートフォンアプリは
添削付き英会話練習アプリ「SpeakNow」です。
なんと、こちらのアプリは、自分の英語を録音して送信すると24時間以内に、北米ネイティブスピーカーの先生が、発音とイントネーション、アクセントなどのポイントを細かくフィードバックしてくれます。
このアプリには英検面接対策にピッタリの「音読」という練習モードがあります。
(画面に表示された文章を録音するモード)
実際に、ネイティブの先生からどんなフィードバックが返ってくるのか見た方が早いかと思いますので、こちらをご覧ください。
このように間違って発音した単語に対して、発音のコツを教えてくれると共に、文全体のリズムなども丁寧に細かく教えてくれるんです。
このアプリを用いれば、発音・イントネーションの対策は完璧です。
また、フィードバックが英語なので、リスニングの特訓にも効果的ですね。
日頃、ネイティブの英語に触れる機会が少ない方は、リスニングとスピーキングの両方が鍛えられて一石二鳥です。
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「リスニングが苦手です」という方でも、今の動画を見てみて、「どこが間違っていて、どう発音すれば良いのか分かった!」という方も多いのではないでしょうか?
ネイティブの先生は
「褒めてくれる」
「ゆっくり話してくれる」
「初心者にも分かりやすい言葉選び」
をしてくれるので、高校生や初心者の方でも練習に使えますよ。
ちなみに、このアプリは、アカウント登録なしで、添削を無料体験できる親切な仕様になっているので、「これから英検面接の音読を強化しようかな」という方は、一度試してみてはいかがでしょうか。
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POINT② 区切り方
2つ目のポイントは、区切り方(チャンク)です。
音読の際に、息つぎしたり、間を開けるところですね。
例えば、次の英文を読んでみてください。
It can be troublesome for parents with young children to go shopping in crowded places.
さあ、どこで切りながら読みましたか?
この文の場合、区切り方はこうなります。
It can be troublesome / for parents with young children / to go shopping / in crowded places.
この区切り方のポイントは、2つ。
意味上の切れ目
語法、文法上の切れ目
これを考えながら、読む必要があるわけですね。
上記の英文は、It is 〜 for +人+to不定詞という形が元になっています。
この文法を考えれば、例えば、for parents with young childrenで区切るのが妥当なわけです。
したがって、例えば、for parents with / young childrenなどのよう区切ってしまうと、減点されてしまいます。
とはいえ、20秒の黙読だけで、すべてを考えるのはなかなか難しいです。
だからこそ、日頃から、区切りを意識して英文を読んでおく必要があります。
そのためには、まず区切り方の基本を理解していなければなりません。
区切り方の学習にオススメなのが、こちらのYouTube動画。
解説しているのは、YouTube登録者7万人の英語発音専門ドクターDイングリッシュさんです。
まずはこちらの動画で区切り方のコツを覚えて、日々の英文を読む時に意識しながら、練習していきましょう。
YouTubeには非常に参考になる動画がたくさんありますので、他の動画を探す時には「英語(英文)」というワードに加えて
①「区切り」
②「チャンク」
③「スラッシュリーディング」
というワードで検索してみてください。
自分に合ったYouTuberさんを見つけて学習すると、すっと頭に入ってきやすくなりますよ。
POINT③ 発音要注意の単語
一次を突破し、それなりに英語力のある受験生たち。
にもかかわらず、多くの受験生が間違えやすい単語があるんです。
では、まずは実際に次の文を読んでみてください。
① It reduced the amount of oxygen.
② It affects our daily lives.
さあ、間違いやすいポイントに気づきましたか?
まず①の文章は、「the」。
通常は、「ザ」ですが、ここでは母音の前にあるので、「ジ」ですね。
実際に聞いてみましょう。
中学校で習う法則ですが、咄嗟に出てこない受験生は意外と多いです。
そして最も間違いが多いのが、②の文章。
②It affects our daily lives.
ポイントは、「lives」です。
これを「リブズ」と読む受験生が、8割くらいでしょうか。
今、ドキッとしていませんか?
「リブズ」と読むと、「住む」の「live」の三単現形となります。
が、ここではdaily「日常の」という形容詞の後なので、名詞が来るはず。
そう、ここの「lives」は、「life(生活)」の複数形なんですね。
したがって、「ライブズ」という発音になります。
こちらも実際に聞いてみましょう。
これは出題頻度も高めなので、要チェックですよ。
では、このような間違いをしないためには、
日々どのような勉強をしたら良いのでしょうか?
それは過去問や予想問題をたくさんこなしていくことです。
というのも
実は、英検面接の問題カードの英文には、同じ英単語が使われる傾向にあります。
したがって、たくさん問題をこなし、完璧に読めるようにしていくことが効果的なんです。
その際にオススメなのが
旺文社監修の「英語の友」アプリです。
ダウンロードすると、「英検2級2次試験・完全予想問題」の音声を無料で聴くことができます。
新しい問題に挑戦できるうえ、本番さながらの音声での演習。
うまく活用して、読めない単語をなくしていきましょう。
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また、実際に英語を耳で覚えたら、実際に声に出して、ネイティブに聞いてもらうのが一番です。
そこで最後の仕上げに、先ほども紹介した英会話練習アプリ「SpeakNow」でネイティブの先生にチェックしてもらいましょう。
SpeakNowには、「音読」の練習モード以外に、「フリーレコード」という練習モードがあります。
![](https://assets.st-note.com/img/1659019491236-CNobhxIFsE.png?width=1200)
これはその名の通り、「自由な録音」で、定型文を読み上げるのではなく、あなたが録音したどんな英語でも、ネイティブの先生が添削してくれるという便利な練習モードです。
ですので、あなたが使った英検対策の問題集に出てきた文章を読み上げても、ネイティブの先生が添削してくれるというわけです。
あなたがその日に学んだ英文をフリーレコードに録音して、ネイティブの先生にチェックしてもらい、英検面接対策の合格へグッと近づけちゃいましょう。
以上が英検面接の音読に関するポイントとおすすめの勉強法です。
もっとも大切なのは、毎日、コツコツ続けることです。
これに勝るものはありませんので、毎日頑張っていきましょう!
次回は、英検2級面接試験の「パッセージ&イラスト問題」のポイントをかなり詳しく解説していきます。
対策の差が一番表れるQuestion なので、要チェックですよ。
何としても合格を勝ち取りたいという方は、ぜひフォローして次回の記事も読んでくださいね。
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それでは次回の記事でお会いましょう。