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BowNow開発立ち上げメンバーの高松さんにこれまでと今後についてお話しいただきました!

こんにちは!クラウドサーカス開発部です。今回は、我々のメインプロダクトであるマーケティングオートメーション(以下、MA)ツールのBowNowのPMを務める高松さんにインタビューさせていただきました!


ーー自己紹介をお願いします。

高松:クラウドサーカスに入社したのは2013年です。当時はBowNowが存在せず、自社CMS「BlueMonkey」のWebディレクターとして様々な案件に取り組んでいました。その後、開発部へ異動し、BlueMonkeyの開発ディレクターとしてプロジェクトマネジメントのキャリアをスタートしました。BlueMonkeyとPlusdbの2つのプロダクト開発に携わった後、2015年からBowNowプロジェクトに参加しました。立ち上げ初期フェーズから、現COOの金井さん、執行役員の次郎さんとともに主要メンバーとして取り組んできました。

ーー入社前はどのようなキャリアを歩んでいたのでしょうか?

高松:キャリアの初期はデザイナーとしてスタートし、10年近くにわたり自身の事業も営んでいました。ウェブデザインや広告デザインなど、デザインにおける幅広い分野で多くのクライアントワークを経験しました。

ーークライアントワークから自社開発へのシフトで、どのような違いを感じましたか?

高松さん:面接でも候補者の方に話をしますが、最大の違いは自分の行う作業が会社の収益に直結する点です。自社開発では常に品質を高め、改善し続ける必要があります。この「終わりがない」状態において、品質向上への強い思いが重要です。逆に、そういった思いがなければ自社開発は厳しいと思っています。

一方で、クライアントワークは契約ごとに明確な業務範囲、納品期日があります。プロジェクトの過程が、正解を探すパズルのようで、計画通りに進めることを求められます。この業務スキル自体はクライアントワークでも自社開発でも同じように使えますが、クライアントワークでは与えられた仕事を問題なく完了させることが求められ、自社開発では自ら業務を作り出し、プロジェクトを推進する自走力が重要になります。

自社開発で求められる自走力とは、与えられた指示の背後にある目的や本質を理解し、それに基づいて自ら計画し行動する力だと思います。これを実践するには想像力が必要であり、非常に難しいものです。しかし、この能力を身に付けることができれば大きな力になります。

ーー高松さんは、想像力をどのように培いましたか?

高松さん:私の場合、想像力はクライアントワークの経験から培われました。入社1年目からクライアント先で自立した作業を行っていたため、クライアントの要望を深く理解する力やデザイナーとして必要なコミュニケーションなど想像が必要とされる環境での経験が考える力を養うことに繋がったと思っています。

ーーそういう意味だと環境が大きく影響すると思いますが、BowNowチームに対してはどのように接していますか?

高松さん:過保護ではないですが、任せながら、しっかりと見守っています。私が昔、プロジェクトで失敗したときは先輩たちがサポートしてくれました。この経験を今のBowNowチームには、メンバーへ裁量権を与え、細かい指示よりもあえて1しか言わないようにして、自ら考える癖をつけられるようにしています。

特に佐藤君と佐古田君について言えば、彼らは入社時に比べて、細かい指示なしで自分たちで考え、最適な方法を見つけるようになっており、全体的に高いレベルにあると思います。新規開発と改善開発に加え、技術的負債の返済にまで着手してくれていることが何よりもそれを証明していると思います。これらの自走力が開発チームに着実に浸透しているのが大きな変化です。

ーー次に、BowNowの開発体制や現状の課題など聞かせていただきたいのですが、その前にBowNowの立ち上げに携わったというのは非常に貴重な経験ですね!

高松:そうですね!思い返すと、2015年から今まで様々なことがありましたし、酸いも甘いも知り抜いてきたからこそ、このBowNowプロジェクトに対する深い思い入れは誰よりも持っていると自負しています。

BowNowは私にとってただのプロジェクトの1つではありません。この会社での業務の大部分を捧げてきた存在であり、クラウドサーカスで誰よりも情熱を持ってプロダクトと向き合ってきました。だからこそ、より良くしていきたい気持ちは強いです。言葉では表現しにくい存在ですが、常に自分の側にある大切なものであり、プロダクトの成長と共に自分も成長できていると実感しています。

ーーこれまでの歴史がある中で、現状、BowNowの課題はどのように見ていますか?

高松さん:課題はいつか解決されるという認識でいくと課題ではなくなってしまうのですが、永遠に付き合っていかなければならないのは、DB管理とデータ処理です。現状で10億レコードを優に超えるデータを扱っており、増え続けています。この増加するデータ量を効率的に処理し、管理することが大きな課題です。パフォーマンスや速度面での最適化が課題として挙げられます。また、最近は個人情報の安全な管理も重要です。

世の中では個人情報に関する動きが活発になっており、BowNowはその多くに関わるサービスなので、これらの動きに追従することが大変です。ビッグデータに関しては多くの知見と専門家がいますが、個人情報に関する対応はスペシャリストが少ないため、この分野の課題はより顕著です。

具体的には、Cookie関連のポリシー変更への対応が必要でした。サードパーティーCookieが使えなくなったことで、仕様変更をしました。最近では、Gmailのポリシーなど外部の動きにも迅速に対応する必要があります。GDPRなどの法規制にも常に最新情報を追いかけ、適切に対応することが重要です。技術課題に限らず、これらへの継続的な対応が、自社開発における終わりなき最適化の一環なのです。

ーー最後に、PMとしての今後、BowNowをどのように成長させていきたいと考えていますか?

高松さん:PMとしての私の役割は、事業責任者やプロダクトマネージャー(PdM)が描くビジョンを開発面から支えることです。データ管理やシステム最適化、コストバランスなど、PMが主導するべき領域はありますが、BowNowの基本コンセプトは「誰でも使えるMA ツール」であり、リリース以来変わっていません。プロダクトの具体的な方向性はPdMに任せつつ、私は技術的側面からのアドバイスや提案を担当します。この役割分担は重要です。

そのうえで、開発チームの強化と働きやすい環境の構築に注力しています。開発者体験の向上は私が特に重視する点です。「働くに楽を。」を追求するCCのミッションは、クライアントだけでなく、我々開発チームにも当てはまります。今後はチームビルディングにも注力し、開発がより楽しいと感じられる環境を作りたいと考えています。長年BowNowと共にキャリアを歩んできた私にとって、メンバーが開発に情熱を感じる環境を整えることが、BowNowが望む方向に成長することだと信じています。


2015年のリリース以来、BowNowは着実に成長を遂げ、2023年12月時点で1.2万社との取引実績を誇り、国内のMAツール業界でトップクラスのシェアを獲得しています。これは、開発チームによる使いやすいサービスの提供と、ビジネスチームによる効果的なクライアントへの提案があってのことです。BowNowは、今後もさらなる成長を目指しています。

現在、BowNowでは以下のポジションを募集しています。

  • テックリードポジション

  • システムエンジニア(SE)ポジション

  • AWSを活用したインフラポジション

興味をお持ちの方は、こちらよりぜひ面談をご依頼ください。BowNowで一緒に働き、私たちのチームと共に成長しましょう!

BowNowは2015年にリリースされてから順調に成長しており、2023年12月時点では、1.2万社の取引実績とMAツールの業界では、大手外資系企業を抑えて国内シェア率はNo.1です。これも開発チームがBowNowを使いやすいサービスとして開発し、Bizチームがクライアントにしっかりと提案できているからであり、今後もさらなる成長を目指していきます。

現在、BowNowではテックリードポジション、開発ディレクションとAWS(クラウドインフラ)ポジションの3つをオープンしております。
ぜひ、ご興味ある方はこちらより面談をご依頼ください!


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