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学びのある失敗をしなければなんの意味もない。〜福岡拠点を支えてきた開発メンバーのポリシーとは?〜

クラウドサーカス(旧:スターティアラボ)に新卒で入社し、新プロダクト(Fullstar)の開発などクラウドサーカスの開発拠点である福岡支社を立ち上げ期から支えてきているイ・デゴンさんにこれまでの経験やプログラマーとしての想いについて話してもらいました。

【プロフィール】
イ・デゴン(Degon Lee)
クラウドサーカス株式会社 開発チーム福岡拠点所属
2018年にクラウドサーカスの前身であるスターティアラボに新卒で入社。
これまでに4つのプロダクト開発に携わる。
現在はデータ分析系のプロジェクトでPMとして活躍している。

入社までの経緯

ーー韓国からクラウドサーカス(旧:スターティアラボ)に入社したきっかけはなんですか?

韓国での大学時代、学内で行われていた採用イベントに参加したのが出会いのきっかけでした。そこで色々な企業を見る中で、スターティアラボで働くことに決めました。

ーー会社選びの決め手は、何でしたか?

「仕事の価値」

学生の頃から「仕事の価値」はどのようにして測られるのかに対して非常に興味がありました。

この資本主義社会の中で「お金」がその指標であることに疑いはありませんでしたが、純粋に給与ってどうすれば上がるのか?社会人としての価値って何で決まるのか?という疑問に対する答えはずっと探していました。私は今、エンジニアとして働いていますが、果たしてコーディングだけで評価を得ることができるのか?という懸念もありました。

その懸念を解消するためには、業務内容が固定されているところではなく、比較的チャレンジがしやすい環境であることが重要だと思い、大学の就活イベントのなかでそれを最も感じたスターティアラボにしました。

また、決断の背景には「福岡拠点の立ち上げ」というキーワードもありました。福岡で開発拠点を0から立ち上げることに魅力を感じました。上記で述べたようなチャレンジの場所がたくさんあると感じたことは、今でも覚えています。ちなみに、立ち上げメンバーは当初4人でしたが、今では12人まで増えました。

プログラマーとしてのスタート

ーーいつからプログラミングの世界に?

私がプログラミングに興味を持ち始めたのは小学生の時でした。当時、ロボットの対戦ゲームがきっかけでjavaを触り始めたのを覚えています。

今、仕事ではJavascript, PHPなどを触ることが多いです。私はデータ分析することが多いため、Pythonも触ります。

ーーなぜここまで没頭してこれたのですか?

「仕事の価値」にも通じてくるのですが、昔から自分で事業をやりたいと思っていました。仕事の価値がどこから生まれるのかを考えたとき、プロダクトがビジネスのどこを支えているのか?などを考えながら試行錯誤してきました。コーディングをやった結果、ビジネスのどこに繋がっているのかを模索しながら仕事を進めることが面白かったので、没頭できたのだと思います。

ーークラウドサーカスで新規事業をやるメリットは?

ビジネスはサービスが100%ではなく、サービスを作る以外にもやることがたくさんあります。自分が会社の社長だとしたら、自分が全部やる必要がありますが、会社にいれば、会社のインフラを活用しながら自分の一番強みを発揮しつつ、ビジネスのプロセスに携わり、ビジネスの全体像を理解できるという点が良い部分だと感じています。

クラウドサーカスだからこそ、いろんなことに挑戦できる

ーーこれまでどんなプロジェクトにジョインしてきましたか?

入社してからは以下、4つプロジェクトを任せてもらいました。

Fullstar(SaaS向けチュートリアルサービス):PM兼開発メンバー
LESSAR(WebARサービス):開発メンバー(スクラムマスター)
CLOSTA:PM兼開発メンバー
MOSYA:PM兼開発メンバー

ーーFullstarってデゴンさんが開発したんですよね??

そうですね。我々のプロダクトを使っていただいているクライアントの声を直接聞けたらいいなぁとふと思い、そのときにちょうどデータ分析周りにも興味を持ち始めていました。そして、会社のデータ基盤も作りたかったので開発しました。

ーーふと思って、作れるってすごいですね。

ありがとうございます。なにを作るかというアイデアや技術も大事ですが、大事なことはどんな課題に気付けるか?だと思ってます。

多くの企業で同じような課題感を持っているかと思いますが、我々、エンジニアは通常、間接的にフィードバックをもらうことはあっても、直接的に聞ける場面はそうありません。だからこそ、世の中にある悩み事に気づけるか?が大事で、それを解決するためには、自分たちが開発したプロダクトがクライアントにどう利用されているのか?であったり、もっと利用してもらえるようにするにはどうしたら良いかを考えることが開発に繋がると思っています。Fullstarもそのようなプロセスを経て、社内で利用するシステムとして開発しました。利用するうちに社内で充分すぎる利用実績が出たので、正式リリースし、弊社と同じように悩んでいる人に届けるようにする意思決定をしました。

大事にしているポリシー

ーーデゴンさんが開発者として大事にしていることってなんですか?

「ちゃんと作る」

私がプロダクトを開発するときに、大事にしていることは「ちゃんと作る」ということです。当たり前のことを言っているかもしれませんが、この当たり前こそ私は何よりも大事なことだと思っています。

例えば、今やっている開発での手法はアジャイルになります。アジャイルは単純で、突き詰めると「やってみてはPDCAを回していく」の繰り返しになります。ただし、ただやってみることが大事なのではなく、仮説を立てて、成功のパターン/失敗のパターンを検証してサイクルを回していくことが大事です。

特に、失敗においては、学びのある失敗でなければならないと思っています。とりあえずやってみて投げてみようは違うと思います。何も学べなかったら意味がありません。

ーーよく陥るのが、仮説の精度が甘くなるということだと思いますが、そうなるのは何故だと思いますか?

仮説がファクトベースかどうか?が大事だと思います。データを見ていても主観要素が(多く)入ります。人はすでに理想(イメージ)を持って、データを見ることが多いため、仮説の精度が甘くなるのだと思います。(AIでもデータの形を想像して作るからこそ、偏見の入った学習モデルとかが生まれやすいと言われています。)

とは言え、仮説の完璧さを求めすぎるのもよくないかなと思っています。

仮説を考えることに何週間もかけるくらいなら、アクションした方が早いと思っています。

要は、良い塩梅でスピードを求めながら、どこまでファクトベースでできるかが大事になってくると思います。

ーー良い塩梅ってなかなか難しいですよね(笑)

そうですね。。。もしかすると「スピード」という言葉が弊害を生んでいるかもしれません。

私はしっかりと考える時間も大事だと思いますし、その上で「手を動かして進める」スピードを速くすることが本質的なのではないかと思います。

どの会社でも同じだとは思いますが、せっかくプロダクト開発を通じて技術力を高めていけるのなら、ビジネス的な目線も持って開発していく方が遥かに学びの幅も深さも変わってくると思います。

みんなで考えよう!

ーー福岡メンバーが大事にしていることは?

開発者の考えや技術力にも個人差があるので、よく1人の意見がプロダクトに100%反映されることがあります。しかし、多様性がないものは市場で生き残れない確率が高くなると思うので、私たちはチームみんなで考えて解を導き出すことを大事にしています。

ーーどんなメンバーに来ていただきたいですか?

これは入社してから感じたことですが、クラウドサーカスはメンバー間のコミュニケーションが活発だからこそ、仕事もやりやすいと感じています。チーム開発がしたい方、なにか1つでも得意なところがある方、もしくは何が何でも開発が好き!という方はぜひお待ちしております!

カジュアル面談も実施しており、個別でお話ししてみたいな!という方はぜひこちらからカジュアル面談のお申し込みをお願いします!

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