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"良いワークショップファシリテーション"とは~自分の学び✍️~
こんにちは。金子ゆりです。
久しぶりにセミナーでの学びをnoteに書き留めようと思いました。
今回視聴したセミナーは、株式会社コンセントさんの
CONCENT DESIGN SCHOOL Regular program ワークショップファシリテーション再入門」
スピーカーとしてお話してくださったのは、シニアサービスデザイナーの赤羽 太郎さんです。
↓株式会社コンセントさん↓
タイトルにもある通り、今回は「ワークショップ」がテーマでした。ファシリテーターとして設計・運営をしていくときに、どのような考え方や手法を使えば、参加者全員が同じ"納得感"を感じられるワークショップを作れるのかをお話してくださいました。
😰 そもそもワークショップを開いたことがない自分
「このセミナーに参加するのだから、ワークショップを作ったりファシリテーションをしたりしたことがあるんでしょう」
と思ったかもしれませんが…。
実は、私はどちらも未経験です。
そもそも勉強不足でできないから、ということもありますが、私の正直な気持ちを書くと、
😖「ワークショップを自分で作り上げるのが怖い」
という思いがあります。
誰かを巻き込むことに対して「必ず成功させないとその人たちに申し訳ない…!」「何を話しかければいい…?」と考えてしまいます。自分でハードルを高くしてしまっていたので、なかなか今まで踏み込めなかった領域です。
ですが最近、よく考えてみたところ、「ワークショップを作る」というよりも「ファシリテーターになる」ことに対して抵抗がある、ということに気がつきはじめました。(遅い…💦)
💡"良い"ファシリテーションが作り上げる"良い"ワークショップ
私の先輩や友人にファシリテーションの経験がある人が結構いるのですが、「あ〜、やっぱりあの人は上手いんだろうなぁ…」という人ばかりです。本当にすごいと思います。
「自分はファシリテーションをできるようになりたい!」という気持ちに切り替えて赤羽さんのお話を聴くことにしました。
ファシリテーションとは?
・ワークショップをいい感じに盛り上げることではない
・ワークショップ「によって」プロジェクト全体を自然と良い方向に導くことがファシリテーションとして重要
上の2つは私が印象に残った言葉です。
私の中でファシリテーションは、「いかにその場にいる人との話し合いを活発にすることができるか」というイメージをもっていました。グループワークで言うならば、「リーダーシップがとれる進行役」です。ちなみに私はリーダーも進行役も、進んでできるような性格ではないなぁと思います…😵
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このお話の中では、ファシリテーションは「ただの盛り上げ役ではないよ」ということと、「ワークショップを1つの手段として、プロジェクトを良い方向にもっていくこと」が大切なんだと伝えているような気がしました。
「無理に盛り上げなくていいんだ!という安心感を、まず最初に感じました。それと、「人を引っ張るのではなく、プロジェクトを引っ張っていく気持ちで望む」といいのかな、と考え始めました。
忘れずにしたいこと
ファシリテーションをするときに忘れないようにしておくこと✍️
・ワークショップ全体のルール説明を伝えること
・参加者から(参加者→自分)の期待を整理すること
・参加者へ(自分→参加者)の期待を明確にすること
はじめの「ルール説明」は、たしかに必須だと感じました。参加者へ向けてはもちろん大事ですが、自分のためにもです。あらかじめ伝えることで、みんなが同じ心持ちで進めることができると思うからです。意外と同じ気持ちで進めるというのは難しいんですね…💦
参加者からの期待は、目的を確認し合うときに大事だと分かりました。何のためにワークショップをしているのか、参加者と自分が共通の認識で進めることを意識するべきなのかなと感じます…!
これは私がよくやってしまいがちなんですけど、ワークショップでもグループワークでも「普段の私が思っていないことを発言してしまいがち」になることです。「この場が丸く収まるような、適した発言をしよう」と思ってしまうので、いつも自分が思ってもいないことを言うことが多くありました。
もちろん全く関係なかったり、場を乱してしまうような発言は控えるべきですが、「いつもの自分が思っていたり感じたりしていることとは違うことを考える」ということを強いないのは必要であると気付けました。
自分は「主役」にならなくていい!
少し前にも書いたのですが、ワークショップを引っ張っていくことに対して、少しの恐怖と不安があります。
それはきっと自分がその場にいる人よりも「上の立場」でないといけないと思っているからそう感じてしまうのかもしれないなぁ、とセミナーを聴きながら感じ始めました。
ですが、必ずしも「ファシリテーションをすること=優位な立場になる」ということではなくて、あくまで「参加者の創造性を信じて引き出す役」に徹することが大事でした。
全部自分でリーダーも意思決定もするのではなくて、それぞれを他の人に任せてみる、テーマに関して専門的になろうとせずに、分からないものは分からないと言ってみる…
だいぶこれだけでもハードルは下がったかなと思います🤔
💡誰かと誰かのコミュニケーションの場を作る
ワークショップを「作る」と「開く」の両方を、よく耳にします。私は「作る」の方がなんだか好きです。個人の意見ですが、「作る」という言葉の中に「デザインする」という言葉が込められているような気がするからです。
赤羽さんのお話を聴いて、「ワークショップを作ることもデザインだなぁ…。」と当たり前のことを再認識したような気持ちになりました。
今まで少し抵抗感のあったファシリテーションも、セミナーを聴いたら少しは気が楽になったように思います。
「ただ話し合うだけ、意見交換する場所」ではなくて、「参加する人たちの創造力やコミュニケーションを高める場所」を作るのが、ファシリテーションの1つの役割なのかなと感じることができました。(個人の意見☁️)
💡実践できる場所を作る
とは言いつつも、最近は「インプットをしてもアウトプットができていない…」と感じることが多くなってきました😰
「やります」「やっていこうと思います」と言うだけで口ばっかりになってしまっていることがとても居た堪れないと感じてきました…。せっかく良いことを見て聴いて覚えても、「実践してみる」までいかないと本当の学びは見えてこないと思います。
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なので、今回の赤羽さんのセミナーを聴いて「どこで生かせるんだろう」と考えたときに、直近で生かせそうだと思ったのは授業のグループワークでした。(そもそもの趣旨は違うと感じつつ…。)
赤羽さんのお話は上記で出てきたことの他にもたくさんあったのですが、「参加者を信じてみること」、具体的に「どんな些細なお話が始まっても、1回受け止めて、そこから話を発展させてみよう」と思いました。自分が考えていることを1回隅に置いておいて、自分とは違う意見を歓迎する姿勢を意識しました。
まだまだ出てこないことはあるのですが、前よりも「自分の意見を言いやすい雰囲気」は作れていると感じています。自分からはなかなか言えなくても、「どう思う?」と話を振ると、「そうだねぇ〜、自分が思ったのは…」と前よりも自分の意見をもってくれるようになったかもしれないな、と実感しました。
ですがこれはグループワークなので、参加者が主体で学び合いを生み出せるような「ワークショップ」とは違うんです(そもそも身近すぎるところから探しているから)けど、何となくの姿勢というか、心構えは少し理解できたように思います。
自分がファシリテーションを行うことで、また違った学びも増えるだろうと思っています。また実践する場所を作らないとな、と考えています。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました😊
(全て聴きとれたわけではなかったので、どこか間違いなどがありましたら教えていただけるとうれしいです。)