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LARPの精神の安全性を守るテクニック
本記事は、2019年に公開されたLARPアドベントカレンダーへ寄稿した記事をもとに、加筆修正をおこなったものとなります。
はじめに
まず、LARPの精神の安全性を語る前に、陥りやすい二点について先に述べておきたいと思います。
必要以上に恐れないこと
安全性の話をすると、「LARPというものが怖く見えてしまうだろう!」と批判したり・過剰な反応をしたりする方がおりますが、あくまで予防するためのお話です。
「スピード違反したら事故になった時に大変なことになってしまうから、スピード違反はしないようにしようね」というお話なので、過剰に恐れないでください。LARPはきちんと運用すれば、問題はないものです。
医療者がいないとLARPはできないと思い込まないこと
精神的な安全性を守ることは重要ですが、そのためには医者や専門家が必要不可欠だと思い込む必要はありません。実際に、40年前からLARPの先進国であるドイツや北欧、アメリカでは専門家がいなくてもプレイされています。
また、私たちも日本で医療関係者や専門家がいない状況でも、金子総合研究所の加藤所長と共に東京学芸大学(藤野研究室)で発達障害のある若者たちへのLARP体験会を無事に行いました。
【ご報告 : 全国出張LARP貸切会「チャーター&デリバリー】
— 体験型LARP普及団体CLOSS (@CLOSS_LARP) June 19, 2023
金子総合研究所の加藤所長と共に、東京学芸大学(藤野研究室)様での発達障害のある子ども・若者たちへのLARP体験会「山賊たちの甘き受難」を行いました!
皆さん伸び伸びとプレイして、主観体験できるLARPを楽しんでおられました。→(続) pic.twitter.com/GHSgilzn58
同様に、福祉施設でも余暇活動支援としてLARPが行われています。
精神の安全性を守るために、必ずしも専門家がいることが不可欠であるというということはありません。実際の現場の観点から見ても、そこまでハードルを上げる必要はなく、ただその場にいる一人一人が楽しく、互いを思いやって行うことで事故はいくらでも回避できます。
それらを踏まえた上で、今回はLARPの精神の安全性についてお話したいと思います。
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