2024年4月の読書記録(読書記録その29)
大型連休ですね。ちゃんと仕事に復帰できるか心配です。
今月も月の初回投稿は前月の読書記録から。
4月に読んだ本
『黄色い家』川上未映子
『存在のすべてを』塩田武士
『水車小屋のネネ』津村記久子
『レーエンデ国物語』多崎礼
『ナリワイをつくる』伊藤洋志
『東京都同情塔』九段理江
『読むだけで一生お金に困らない メンタルブロック浄化法』Jeg
『書くは気づきが9割』さよ
『読むだけでお金がみるみる貯まる「引き寄せの法則」』クリス瀬川
『推しの素晴らしさを語りたいのに「やばい!」しかでてこない』三宅香帆
『いつかは結婚したい乙女たちのアダルトーク』お琴&ルナ
『「首都」の地政学』内藤博文
『うたうおばけ』くどうれいん
今月紹介するのは『うたうおばけ』くどうれいん
くどうれいんさんが一躍有名になったきっかけとなった一冊。くどうさんが若いとき(主に学生時代)に感じたことがいろいろと書かれている。
「かわいいよね」には、一緒に酒を飲んだ男性に自分が「かわいいよね」と言われていると勝手に思い込み、確認したらTVの画面の中にあるものがかわいいと言っていただけで、飛んだ勘違いに急に恥ずかしくなってきた、というエピソードが書かれている。
くどうさんご本人は可愛らしい方ですよ(お会いしたことあります)。往々にしてこうやって赤っ恥をかかせる可能性があるので男性は言動にも気をつけなければならぬ。
また「ロマンスカーの思い出」には元カレにしっかりふられるために岩手から東京に来て、友人知人にバッチリ御膳立てしてもらったにも関わらず、実際に本人を目の前にするとなにもできなかった、という話。そして向ヶ丘遊園に住む知人宅に行くのに、本来急行電車に乗れば済むにも関わらずロマンスカーに乗ってしまい、友人知人を驚かせたというエピソードが書かれている。
向ヶ丘遊園も成城学園前も快速急行は通過するのにロマンスカーは一部停車って何じゃそりゃ、とは思う。逆に代々木上原・下北沢は仕方ないにしても、登戸はロマンスカー一切止まらんのかいっ!?とも思う。普段小田急に乗り慣れない人にはしょうがない事象かも。
くどうさんのすごいところ(らしいところ)は抜けているところ、意識が飛んでいるところがたくさんあるにもかかわらず、それを巧に言語化して、モノクロの紙の上に色彩をイメージできるようにしているところ。
これからの予告
今後予定している記事としては
「読書会で紹介されて読んだ本」
「文学フリマ」
を予定しています。お楽しみに。
ではでわ
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