namiko.

ただ風を感じた。 世界が移りゆく香りを運んでくる。 優しくてあたたかい。 あの日のてのひらのような 温もりをお便りにして。

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ただ風を感じた。 世界が移りゆく香りを運んでくる。 優しくてあたたかい。 あの日のてのひらのような 温もりをお便りにして。

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みつけてくれたあなたへ

今日はつらつらと お手紙を書くような気持ちで わたしが伝えたいこと について言葉を紡いでいこうと思います。 わたしは人が好き。 みんなが笑顔でいる空間が好き。 笑顔だけじゃなく、 感動したり、涙を流したり、 怒ったり、悩んだり、喜んだり。 そんな感情というものに触れることができる場所が、 そんな感情を持って生きている人が好き。 なんで好きになったの? 自分の心に聞いてみたり、 話している人に聞いてもらって ようやく気がつくことができました。 わた

    • 儚いから美しい

      最近何にも感じなくなっていた心が 少し穏やかになった。 花火を見て綺麗だと感じられる心がまだあった。 地元のお祭りは流行りのウイルスで中止になって オンライン開催になったらしい。 お祭り自体は参加してないけど 今年も花火が上がった。 ちょうど家から眺められる。 毎年同じリズムで大きな音が鳴ってから 花火が上がっていることに気がつく。 家にいるとカーテンを開けることさえ忘れてしまう。 そっとカーテンを開けると あの頃より少し青さが薄くなった空と 相変わらずの大きな

      • 夏の音

        夏が始まる音がする。 つい最近まで 小鳥たちが挨拶を交わしていたかと思えば 今はセミが短い命を一生懸命に全うしている。 知らないうちにまた新しい季節を迎えている。 たった7日しかないと分かっていたら 太陽の光りを浴びることも 月の光に包まれることも 望まなかったのかな。 それでも懸命に生き続ける彼らは なんだか誇らしく感じる。 新しい季節の始まりとともに 私もまた一歩踏み出そうとしている。 弱くて惨めで嫌なところもたくさんある自分も 目の前の目標に向かって努力しよ

        • バランス

          目の前に在るもの。 なんだか手放してもいいモノが 多いのかも知れない。 今、自分に必要なものは 自分の内側が全部教えてくれる。 身体の状態に意識を向けて声を聴く。 もし、その状況が理解し難い事でも、 理解する努力をする。 そうやって寄り添って。 物事はシンプル。 心が満たされる。 感謝の想いで溢れる。 目の前に広がる、 そこに在る人やモノや事柄は そうやって支え合いながら、 存在している。

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        みつけてくれたあなたへ

          呼吸

          何か感情が湧いたら 何故そう思ったか 自分と向き合ってみる。 その感情から生まれる 心の動きや身体の変化に 気づいてあげる。 そーっと優しく、 両手で水を掬い上げるように。 自分を客観的にみる。 大きく何度も、深く呼吸を繰り返す。 その理由がわかったら、受け止めて そーっと流してあげる。 川の流れのように ゆらゆらと 風の流れのように そーっと漂って行く。 ゆっくりと自分を感じる。 ここで呼吸をしている。

          no title

          悔しいと言うか、悲しいと言うか モヤモヤと言うか。 なんだか考え事をしていたら、 会社に対する思いの強さや 相手に対しての不甲斐なさとか いろんな感情が込み上げて 目から涙がこぼれ落ちそうになる。 単純作業をしていたらふと こんな感情になってしまった。 拘っているわけではないけれど もっと生きやすい道があるんだと思う。 なんだかそんな感じがする。

          書き留めておきたいこと

          わたしは確か21歳になる年に、 あれほど入りたくて入りたくてたまらなかった 短大を中退した。 時系列に曖昧な記憶もあるから確かと書いた。 重度の鬱になり休学し地元に帰った。 休学期間も終わろうとしてた頃、 地元からは新幹線を使わないといけないくらい離れていたし、1人暮らしもしなきゃいけないし、 友達も卒業したから居ない。 だからそこに戻るのが怖かった。 だから辞めることにした。 入りたくて入りたくてたまらなかったゼミにも入ったけど、沢山学ばせてもらったけど、 学祭・

          書き留めておきたいこと

          窓枠

          気がついたら 部屋中がオレンジ色に染まっている。 陽が暮れるのも遅くなったものだ。 窓枠から指す光は 夢の中にいるような そんな幻想さえ抱かせる。 今日もずっとベッドの上。 ゆっくりと色を変えていくと同時に あの時間が嘘だったかのように消えていく。 寂しいかと言われると嘘かもしれない。 かと言って寂しくないと言っても嘘になる。 不思議な感覚。 ふと、こんなことを思ってしまうのは 夕焼け色に染まった部屋のせいにしておこう。

          そら

          市役所前の花たち。 ただそこに咲いているだけなのに それぞれが鮮やかで、 豊かな香りが風と共にやってくる。 木々の緑も深まって 白い雲が薄くかかった さわやかな優しい青をした空が ゆっくりとゆっくりと 黄色みがかったオレンジに染まっていく。 帰り道。ゆっくりと足を進める。 深く息を吸い込む。 今日のこの瞬間を忘れないようにと。

          生きづらさを抱えた全ての人へ

          わたし、人の笑顔を見るのが好き。 ずーっと理由はわからなかった。 あなたに笑顔になって欲しくて あなたにずっと笑顔でいて欲しくて 生きづらさの先には そっと肩の荷を下ろした先には 笑顔が広がっている。 あなたの あなたのままでいる その奥の優しさと その笑顔の理由を。 わたしが少しでもその生きづらさの 肩の荷を下ろせる場所を作る。 そのお手伝いをさせていただく。 ありがとうみんな。 いつでも帰っておいで。 私はここでずっと待っている。 苦しい時

          生きづらさを抱えた全ての人へ

          優しさの根源

          適応障害との診断を受けてから 薬を飲まない治療をしてきたけど 良くなる兆しがあまり見込めなかったので 薬を飲み始めることになった。 全ては復職するためという目的があるから。 復職についてはまた別の機会に書こうと思う。 *** 薬を飲まない方が調子いいし、心地よい。 心の声を無視して、 無理をして適応障害を治すんじゃなくて 自分の心の変化と上手く付き合っていく方が 大事だと思った。 薬が合わなかったから、余計に。 きっと合わない薬を飲んでいる人の気持ちも わかる

          優しさの根源

          5回目の春

          今年の5月で今の会社に入社して5年目になる。 入社の時は再エネのさの字もわかっていない ペーペーだった私は 運命に導かれるようにこの会社に入社した。 前の職場を訳あって退職してから1ヶ月後のことだった。 配属先は営業。 営業なんてしたこともない。 見知らぬ東京という土地にまいにち出張。 地元にいるのは土日だけ。 そんなわけのわからない生活。 慣れない出張、ホテル生活に慣れるのは あまり時間はかからなかった。 元々少し東京の端の方に住んだことがあるから こっちにも

          5回目の春

          今日もまた陽はのぼる

          今日も朝がやってきた。 今までとは違う感覚。 朝が来るのが怖くて眠れなかったあの日とは違う。 少し前から仕事を休んでいる。 休む決断をした私は間違ってなかったのかもしれない。 最近の朝の空気はだんだんと春に近づいてきて 寒さも残っているけれどどこかあたたかい。 今日はあいにくの雨模様。 曇り空から見える日差し。 なんだかそれさえも愛おしく思えている。 新しいことにチャレンジしてみることが増えた。 休んでいることを後ろめたく思う気持ちは 少し横に置いてい

          今日もまた陽はのぼる

          てのひら

          普段暮らしている場所から少し離れて 自然の多い土地に向かった。 2月の終わりとは思えないくらいの暖かい日差しと 遠くまで広がる大きな青い空。 この目に映る景色がいつもより少し優しくて キラキラしたものに見えた。 誰かから愛されることも 誰かを愛することも 意外とすぐそばに転がっていた。 道ゆくサラリーマンも 公園で遊ぶ子どもたちも 太陽に照らされた湖を泳ぐ鳥も 空を優雅に舞う鳥も たくさんの色を教えてくれた梅の花も 空色のキャンバスに描かれた森の緑

          てのひら

          雲の向こう

          どんよりとした、灰色の雲間から覗く空が好きだ。 朝から雨が降り続いていたけれど この空に背中を押されているようだった。 昨日の自分の決断の答え合わせをするかのように 少しだけ、ほんの少しだけ。 空は不思議だ。 こうも人の気持ちに密接に関わってくるのか。 優しい風が吹いて、 陽ざしが心地よい きっとそんな日も訪れる。 また頑張ろうって気持ちになるまでは 少しだけ木漏れ日の下で ゆっくりゆったり 変わりゆく景色でも眺めていようと思う。 今日も私はあなた

          雲の向こう

          やさしさ

          自分の心と折り合いをつける時が来たのかもしれない。 少し立ち止まってみることにした。 今日までずーっと走り続けていた。 頑張ったね。 えらかったね。 今日はそれだけを自分に言い聞かせている。 まだこの決断に心がついていけてない感じはするけれど たまには自分にも優しく。 すーっと深く息を吸い込んで 春の訪れを教えてくれるような空模様とともに 暖かい優しい匂いで全身を包み込む。 ため息混じりでもいいんだよ。 ふーっと全身から優しく全部吐き出す。 そしたら

          やさしさ