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電子書籍のすゝめ

「電子書籍ってどうなんだろう?紙の本好きだし…」
読書が好きな人なら一度は悩むであろう。私もその1人である。

このnoteは、そんな悩みを持った読書好き(もちろんマンガ好きも含む)の「あと一歩電子書籍に手が出ないんだよなあ」とお悩みのあなたに読んでほしい。


私が電子書籍に手を出したきっかけ

通勤電車でInstagramを開いてもXを開いても、似たような情報が出てくるばかりでつまらない。やることといったら寝るか本を読むかに限る。

そんなとき、読書好きが困るのはこの3パターンではないだろうか。

①今持っている本は読む気分になれない。
②今持っている本を読みきってしまって、次に読める手持ちがない。
③満員電車では本が読みにくい。

①②は本を複数持ち歩けば解決する、と思うなかれ。荷物が増える。長い通勤時間、電車で座れないことも多々ある。そんな場合に備えて少しでも荷物を軽くしておきたいのだ。

③は共感してくれる方も多いであろう。片手で吊り革につかまり、もう片方の手で本をギュッと開きつつ持つ。ページをめくるには本を持つ手をモゾモゾするか、吊り革につかまっている手を一瞬離さなければならない。この一瞬は急停車の恐怖との戦いなのである。これでは会社に着く前に疲れてしまう。

こんなわけで私はスマホでkindleを読み始めた。(koboとか他の電子書籍ではなくkindleを選んだ理由は特にない。Amazonをよく使うから、というだけである。)

紙の本と比べた電子書籍のメリット

①いろんな本を端末一つで持ち歩ける

電子書籍として、一番最初に挙げられるメリットであろう。2、3冊持ち歩くとかいうレベルではなく何十冊、何百冊を持ち歩いてどこでも読めるわけである。おしゃれして小さいカバンでお出かけしたい気持ちと、電車や待ち時間には本を読みたい気持ちの両方を満足させることができる。

②片手で読める

個人的にこれはかなりでかい。電子書籍は端末を持つ手の親指の動きでページをめくることができるため、急ブレーキの恐怖と戦わずに済む。またこれは想定外だったが、寝転がりながら本を読むときも「片手だけで本を読める」というのは非常に助かるのである。特に横を向いて寝転がっているとき。右手が痺れたら左手、左手が痺れたら右手、と半永久的に読めるようになった。

③すぐ読める

「持ってないけど、どうしても今この本を読みたい!」ということは往々にしてある。紙の本であれば本屋さんに行くか、Amazonで買って届くのを待つかになるからすぐには読めない。一方、電子書籍はインターネットで購入さえできればすぐに読める。読みたいときに読んだ本はこの世で一番沁みるので、これは大変なメリットだと思う。

④お風呂でも水を気にせず本を読める

端末の防水性能にもよるが。端末さえ防水ならもう優雅に湯船で本を読んでしまえる。本がふやけたらやだな、とか、本が濡れたら冷凍庫に入れなきゃな、冷凍庫に空きあったかな、とか心配する必要がないのである。

紙の本と比べた電子書籍のデメリット

①匂い、装丁の楽しみは減る

電子書籍になかなか手を出せない人は、ここが一番ネックになるのではないか。自分もそうだった。「本の匂いが好きだから」「表紙とか背表紙とか、スピンに至るまで本を楽しみたい」残念ながらこういった本という物体による楽しみは得られないのが電子書籍である。だから装丁を楽しみたい本は紙、自分に新しい情報をインプットしたい(内容しか気にしてない)本は電子書籍で読むことにしている。

②人に貸せない/ 売れない

本を売れない問題はkinde unlimitedを利用することである程度解決した。kindle unlimitedについては今度書こうと思うので今回は割愛する。人に貸せない問題は諦めた。本を買う前に「この本を読んだら自分は人に読ませたくなるだろうか?」と一度考えてみて、自分が楽しみたいだけだなという場合は電子書籍を読むようにしている。

電子書籍結構よかった!

今回は私が電子書籍を使い始めたきっかけと、使ってから感じたメリットとデメリットを紹介した。「電子書籍ばかり読んだら紙の本を作ってる印刷業の人たちはどうなってしまうんだ…」という葛藤もあるが、正直私はもうkindleがない生活には戻れない。もうしょうがないのでこのままkindleと時々紙の本と生きていくつもりである。

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