小学3年生か4年生の頃の冬の話。 私の地元は雪国で、 冬の間だけ特別な室内遊びをしていいことになっていた。 例えばけん玉やお手玉。 トランプやかるた。おはじき。ビー玉。 ゲーム機やカードゲームはだめだったけど、他の季節ではできない遊びがいろいろできたのが冬だった。 ある日、友達のAちゃんが机の上でせっせと綺麗な色の紐を結んでいたので 「なにをしているの?」と聞いてみた。 「ミサンガを作ってるんだよ、やってみる?」 Aちゃんは青と黄色と緑の綺麗な色の紐を切って、何本か
私は低体重だ。 今まで受けた健康診断は、体重が軽すぎてC判定。 大学の頃の健康診断も毎回 「過度なダイエットはNG!」 みたいなチラシをもらっていた。 学生時代はパートのお姉様方には 「細い〜!折れちゃうんじゃないの〜?」と言われること数知れず。 なんで細い場合は体型のことを言ってもいいみたいな認識をされるんだろう。 そんなこともありながら、私は今まで特に自分の体型を気にせず生きてきたが この度、8月に誕生日を迎え25歳になったことをきっかけに増量を決意した。 増量を
私は元女児であり、元少女であり、現成人女性である。 そしてこれから書くのは少女と女性のちょうど狭間にいる時に私が感じたことだ。 今思春期真っ只中の少女たち、および現在女性として生きている方々のなかにも 同じように感じた人は少なくないのではないだろうか。 私は「女性」になるのが怖かった。 小さな頃は早く大人になりたいと思っていたが、 いざ思春期を迎え「女性」が目の前に迫ると怖くてたまらなかった。 それは「大人になると何をするにも責任が伴う」とかそういうことへの恐怖ではな