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ショートスリーパー
FIFAワールドカップで大いに盛り上がったニッポン列島。
サッカーファンはもとより、サッカーファンでなくともリアタイで観戦し、勝利に酔いしれ、また敗北に涙したのではなかろうか。
サムライブルーが闘った後、かなりの人々が寝不足気味で仕事していたと推察される。
成人の理想的な睡眠時間は1日6〜7時間とされている。
仮に1日7時間としよう。人生80年から割り出すと204400時間。
私に至っては残りの人生を30年と捉えた場合、76650時間。
まだまだ長い旅のようだ。
しかしまぁこんなのはあくまで仮説である。
実際の私の睡眠時間は1日3〜4時間程度。
なんなら途中トイレに行く。
睡眠の中断にアディショナルタイムはない。
かのフランス皇帝ナポレオン・ボナパルトは1日3時間程度だったという話は有名である。
ちなみに、明石家さんまの睡眠時間もナポレオン程度という話もなぜか有名だ。
このように比較的短時間睡眠の人間をショートスリーパーと呼ぶ。
果たして体質か、はたまた意図的に短くしているのか。
私は断然前者だ。体質的に5時間以上も寝てしまうとかえって疲れる。
疲れるコトがわかったから良いマットレスを購入し使っている。
実にウン十万円となかなか可愛くない価格だったが、健康のためなら死んでもいい、くらいの勢いで妻の分も買ってしまった。
一生使おうと思っている。
だが、たかだか3〜4時間のために本当に必要だったのだろうか。
しかも私は現在単身赴任の身。
あのクソ高いベッドは家族のいる自宅に置きっぱなしにしている。
非常にもったいない。
一方で、赴任先ではキャンプ用のエアーベッドを使っている。
ウン千円とかなりリーズナブルな価格だ。
無論、一生使おうとは思っていない。
なのに今はこのクソ安いエアーベッドに愛着がわいて仕方ない。
時にソファー代わりにもなるし、何より雑に扱える。
私にとってはかなり機能的な代物なのだ。
もしも将来、私に孫ができたらコイツをトランポリンにでも使ってもらおう。
それを夢見て少しでも健康で長生きしたくなった。
単身赴任の任を解かれ、早く自宅に帰りたくなったショートスリーパーのボヤキであった。