このおじさんは誰でしょう?
こんにちは。
前にnoteで書いたやつの第2回目です。
このおじさんは誰でしょう?
のPart2を書いてみます。お付き合いください。
建築界隈では、世界で1番って言っていいほど有名な方だと思います。
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はい。正解は、ル・コルビュジエ(Le Corbusier、1887年10月6日 - 1965年8月27日)
とても有名な建築家の方です。
たぶん、建築界隈では1番と言っても過言ではないくらい有名。
本名は、シャルル=エドゥアール・ジャヌレ=グリ。
名前が長い!
前にも書いたように、フランク・ロイド・ライト、ミース・ファン・デル・ローエと共に「近代建築の三大巨匠」と呼ばれています。
モダニズム建築の巨匠と言われていて、この3人の中でも特に筆頭って感じの建築家の方です。
近代建築の五原則
コルビジェが設計をして1番有名な建築物は、たぶんサヴォア邸。
なんかテストで出てくるような言葉のチョイスになってきてますが…
サヴォア邸はコルビジェが提唱した「近代建築の五原則」を典型的に表現している建物です。(近代建築って言っても提唱した時の1926年での近代です)↓
近代建築の五原則とは?
1.ピロティ
2.屋上庭園
3.自由な設計図
4.水平連続窓
5.自由なファサード
との事。カタカタの部分が伝わらなそうですよね。
ピロティとは、上の写真にも写ってますが、1階は屋外で、2階は部屋が乗っている部分。柱で囲われている部分の事。
ファサードとは、立面というか外観の事。建築物の正面部分を指すみたいです。
モダニズム建築(機能的、合理的な造形理念に基づく建築の事)の提唱者の第一人者の方。
また、モデュロールといわれる、人体の寸法と黄金比から作った建造物の基準寸法の数列を作成し、それを元に建物を設計する手法を考えた人だったりします。
設計した建物
日本にもコルビジェの設計した建物が残っております。
国立西洋美術館(上野)↓
日本には国立西洋美術館しかなく、海外にはたくさんあります。
フランスのリヨン郊外にあるラ・トゥーレット修道院↓
大きな建物ばかりに目がいきがちですが、小さな小屋も設計してます(ご自身用ですが)
カプ・マルタンの休暇小屋↓
あと時代の中で建築も変わっていってます。
後年の方での有名な建築となると、ロンシャンの礼拝堂が有名かなと思います↓
先程の近代建築の五原則を意識して建物を見てみると、また感じ方が違うかもしれません。
コルビジェが設計した建物は17件が世界遺産に登録されているそうです。
すごい!!
コルビジェの建築物。国立西洋美術館以外でも、なんか似ている建物見た事あるような……と思う方。
鋭い!!
日本との関係、関わり。
コルビジェの弟子となる日本人が3人もいるんです。
師弟関係を書き出すとこんな感じ。
〇ル・コルビュジエ→前川國男→丹下健三→大谷幸夫・槇文彦・谷口吉生
〇ル・コルビュジエ→吉阪隆正→象設計集団
〇ル・コルビュジエ→坂倉準三→西澤文隆・柳宗理
日本建築の建築家での錚々たる顔ぶれですね。
コルビジェの建築に似ているなと思うのは、こんな感じですかね。
なんとなく似ている部分、ありますよね?
というように、コルビジェの建物は日本の建築文化にも深く関わっているように思います。
名言集
コルビジェは色々な名言を残しております。
少し前TVのCMでも、「家は生活の宝箱でなくてはならない。」みたいなのも流れていましたよね。
他にも
・住宅は住むための機械である。
・建築する「それは秩序づけること」。
などなど、巨匠らしいお言葉ばかり。
もしコルビジェの建築を見る機会があれば、是非、これらを意識してご覧になってみてください。
ご拝読ありがとうございました。
まる。
まるやま設計室
丸山 雄太 yuta maruyama
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