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面倒に感じる作業には理由がある。

面倒…


物流現場の仕事で面倒に感じる作業がある。
ひと手間が多いんだよ。
なぜ、そんな作業をやるようになっているのか?
もっと簡単にやれるじゃないか…
なぜ、こんなことをやらないといけないのか…
本来ならば簡単にできるはずなのに…
いちいちやらないといけないのか…
面倒だな…

「ひと手間」


なんてことを考えてしまう場面があると思います。
でも、その「ひと手間」はやるべきことと決められています。
なぜでしょう?
「なぜ、やる必要があるのか」を考えてみましょう。
それは、事故やミスにつながるリスクを洗い出して、それが起きないように対策をしたからです。重要な「ひと手間」です。
作業手順一つ一つに意味があるのです。
その理由を知ってください。
過去に起きた事故やミスから学んだ知恵や工夫が活かされています。
事故やミスからあなたを守るために手順があります。

面倒と感じて


人によって面倒と考える点も大きな違いがあります。
なぜ面倒と感じるのでしょう。
急いでいるから?
よく聞く言葉ですが、大概の場合はそれほど急ぐ必要はありません。
二度手間をやっているように感じるなど感覚的な部分の場合が多いようです。また、これまでに問題なかったという経験則から面倒と感じていたりするようです。
毎日やっている同じ作業なのに、慣れて、流れでやっているとリズムが変わる場面がある。つい「ま、いいか」と手順を飛ばしたり、しっかり観ていないのにチェックを入れたりする。
その場では大きな問題にもならず、流れていくから気にならなくなってくる。だから毎日当たり前に「面倒」を飛ばしてしまう。

失敗の発覚


多くの場合は、事故が起きたり、お客様からのクレームで発覚します。
貨物の落下、接触、ものが違う、ラベルが違う、数が違う、行き先が違う…。
大事になってから気づくが、なぜそうしてしまったのか本人でさえ、わからない。大切な「ひと手間」を油断や横着な気持ちで飛ばしたり、雑にやってしまった結果です。
誰かがケガをしていたり、お客様の信頼をなくしたりすると、とんでもない後悔だけが残ります。

「ひと手間」を大切に


「ひと手間」の理由をしっかりと理解してください。そうすると「面倒」なことより「重要なこと」が強くなるはずです。
なんとなく「面倒」は、必要な「ひと手間」を飛ばしてよい理由にはなりません。
忙しくても、慌てずに、急がずに「すみやかに」やってください。「ひと手間」の理由を知り、「ひと手間」を大切に行う。
仕事を教える側もしっかりと作業の理由を伝える。
仕事を教わる側もなぜやるのか理由を聞く。


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