今後週次単位を目安にドル円を中心とした為替相場の予測とポジションの持ち方に関する提言を行っていこうと思います。自己紹介はアカウント紹介からご確認ください。 当週は結論から言うと、新規のポジションは持たない方がいいです。はっきり言って、中長期的な動きがまるで読めない状態が続いています。 先日の為替介入以降、しばらく円高傾向が続いていましたが、直近はまた円安方向に動き始めています。方向転換のきっかけが分かりにくく、市場がどのラインを警戒ラインと捉えているのかも今は不明瞭です。
日本は歴史的な円安に襲われている。遡ればコロナ禍と呼ばれた時代から、日本の円の価値の暴落を続けている。地政学的リスクに直面していない先進国の通貨としては、あまりにも異常な下げ幅だ。 本記は、その背景がどのようなものであり、その原因・責任が何処にあるのか、読者に理解いただきたく、寄稿する。 ①Nisa: 株高を功績としたい岸田政権 Nisaは利用者の貯蓄・投資活用の枠組みと思われるかもしれない。それは間違ってはいないが、その制度が国によって推奨された本質的な背景は、端的言え
初めに あまりこの手の言論が好きではないのだが、 昨今の経済状況があまりに酷いので書きたい。 初めに少し自己紹介をすると、私はBIg4系のコンサルティングファームにて金融部門に所属するコンサルタントとして働いている。そのため、経済のプロフェッショナルキャリアではないが、金融為替に一定の知見はあるものと思っていただいて構わない。 なお本記は、日頃経済為替に興味のない方に、 是非読んで欲しい内容だ。 本文 昨今の状況を端的に説明すると、昨日2016年に導入された、マイナ