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現金を持っていると損します。

この世の中、現金があれば安心だと思っている人。

かなり危険です。

というのも、

総務省が出した物価上昇の指数によると、
総合指数は2020年を100として109.1
前年同月比は3.0%の上昇
生鮮食品を除く総合指数は108.7
前年同月比は2.8%の上昇 
生鮮食品及びエネルギーを除く総合指数は107.4
前年同月比は2.0%の上昇

こういった結果がでています。

この4年間でこれだけの上昇。

ここで、「たったの3%か」と考える人もいると思いますが、さらに恐ろしいのはここからです。

今後は、もっと急激に物価が上がっていくと予想されています。

その大きな理由は、円安です。

そもそも、日本とアメリカでは、金融政策が全く違います。

アメリカでは、今年の3月にFRB(米国連邦準備制度理事会)が「ゼロ金利政策」の解除が決まりました。アメリカでは、日本と比べてコロナ禍からの景気回復のスピードが早く、物価の上昇が起こりました。物価の上昇が加熱すると消費が落ち込み、景気の悪化が懸念されます。そこで、金利を上げてインフレの加熱を抑えようというのが狙いです。

一方で、日本では日本銀行が超低金利の大規模な「金融緩和策」を続けています。これは、2013年に2%の物価上昇率の実現を目標として掲げて始まりましたが、現在の物価上昇は、賃金上昇や需要の増加を伴ったものではないと考えているからです。

つまり、現在の円安傾向については2024年以降も続くと見込まれています。

また、日本は主要国に比べ、一次エネルギー自給率が非常に低いところを見ても、今後の円安は続いていくと考えられます。

こうしたことにより、日本円の価値は下がる一方。

今、現金を持つということは、非常に危険であるということになります。

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