更年期日記① 治療前の検査・治療開始
更年期障害を意識したのはちょうど50歳の頃。
最初に感じた症状は、
①ホットフラッシュ
私の場合は汗は出ないが体の芯が燃えるように熱い。
②不整脈と動悸
心臓がギュッと掴まれる感覚。「痛い」とは違うが結構つらい。
これが1日に数回。
「更年期障害だろうな」とは思ったが不整脈はちょっと怖い。
命に直結するものだしね。
まずは心疾患がないことを確認するために循環器科を受診する。
24時間のホルダー心電図で検査してもらい、総心拍数98000のうち3800回が不整脈であった。
診断結果「心室性期外収縮」
悪いものではないと医師から言われ、一安心。
とはいえ、脈が一つ飛ぶたびに心臓がギュンと掴まれるような感覚は疲れるしつらかった。
そんなわけで、更年期障害の治療に突入!
まずは血液検査。
しっかり正常を逸脱した数値になっており、自信を持って「更年期突入」である。
症状が出てきて然るべき…なのである。
いよいよ治療開始。
最初は優しく漢方2種「加味逍遙散」「桂枝人参湯」である。
飲み始めると「症状が軽くなったような気がする………ような気がする…」程度の改善がみられた。
数ヶ月そんな感じで過ごしたが、ホットフラッシュも不整脈と動悸もつらくなってきた。
治療ステップアップ。
次はメルスモン注射。
(メルスモンはヒトの胎盤からできているお薬で、バランスを崩している内分泌や自律神経を調整してくれるもの)
週2回ほど打つことで効果が得られるらしいが、それはなかなか難しい。
しかし、週1回でも漢方よりは効果がみられた。
症状を感じる頻度は少なくなり「このまま症状とお付き合いしていければいいな」と思っていた。
ところが!1年3ヶ月ほど経過したところでメルスモン注射剤が出荷停止…。
ということで注射を受けることができなくなった。 ガガ--- ン
漢方のみに逆戻り。
1日3回セッセと飲んだがすぐに症状は出てきた。
心臓を抑えてしまうようなつらさと体の芯がジリジリと燃えるような感覚。
ア---ン ツライ ツライ
さらにステップアップ
ホルモン補充療法が始まる。更年期を意識して2年が経過した。
(続きは後日…)
最近の心境
更年期って本当に一人ひとり症状が違うし、つらさも違う。
理解してもらえないことが更につらさを増幅させる。
女性同士・同年代であっても症状がない人にとっては理解は難しいのかもしれない。
私は一人暮らしであり「つらい…」と言葉に出して返事をもらえるような環境にはいない。
その上、看護師。更年期障害の仕組みを理解し、冷静に症状を受け入れているとは思う。
そんな私でもつらい症状に寄り添ってももらえない時にはダメージを受け、症状が悪化するようにも感じてしまう。
とても悲しく孤独を感じてしまう。
寄り添ってもらえたからといって症状が治るわけではない。
しかし「わかってもらえている」という安心感は心に響く。心が少し安定する。
そんなことを学んでいる更年期の私であーる。
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