対話 ── 恒星占星術をやってみた、その記録について 2.
また恒星占星術について書こうと思います。
今度は、私のこの奇妙な人生におけるキーパーソンであり、変容のトリガーとなった人物について分析してみようかなと。
何なの、と言われると困ってしまう。
ソウルメイト……?ツインフレーム……いや、図々しいな、私……じゃ何だ?メンター……うん、メンターっぽいかも。
いや、ラベリングは何でもよくて。
ただ確実に言えるのは、この人物が私の認知する範囲の世界に生まれていなければ ── 私がこの人物を知りえなければ、私は多分「詰んでいた」
そのくらい、私にプラスの方向で強い影響を与えた人物。
この人物とのシナストリーチャート分析なども散々してきて、それもここに記録として残ってるんだけど、そこは端折ります。長くなるから。
このタイトルならば、多少なりとも占星術の知識がお有りの方、興味のある方しか読まない記事だと思うので、一言だけ書いておきます。
「一辺落ちのグランド・セクスタイル」とだけ。
✵✵✵
じゃあ、またヒライアカル・ライジングスターとセッティングスターから……
Your heliacal rising star: Ankaa (3 days earlier)
Your heliacal setting star: Arcturus (3 days earlier)
Ankaaは鳳凰座の恒星だそうですが、新しい星座のため、神話がないらしい。
でも鳳凰=フェニックスというくらいなので、不死と再生、スピリチュアリティの象徴ではある。折れることのない強い野心。
恒星そのものも、赤く輝く2等星(目立つ)
天性のスター性と解釈してよろしいか。
セッティングスターのArcturusは「架け橋」を象徴しているのだそう。自分も学ぶのだけれど、それを誰かに教え、教えられた誰かを導いて道を拓く人。そういう潜在的な能力。
Arcturusは牛飼い座の膝部分にあるオレンジの星だそうです。
うん、膝は大事。痛めると歩けない。
Stars Rising ("Stars of Your Youth")
太陽 平均交点 (Rise-Rise, 0º12'),
Alpheratz (LCul-Rise, 0º21'),
Deneb Algedi (LCul-Rise, 0º24')
火星 Ankaa (LCul-Rise, 0º08'),
Acubens (Rise-Rise, 0º13')
天王星 水星 (Cul-Rise, 0º12'),
Vega (LCul-Rise, 0º05',cp)
海王星 Alcyone (Cul-Rise, 0º14'),
Sirius (Set-Rise, 0º16')
冥王星 Al Rescha (Rise-Rise, 0º06'),
Altair (LCul-Rise, 0º20')
太陽にパランしているのはAlpheratzと
Deneb Algediのふたつ。
Alpheratzのキーワードは「拘束を嫌う」「限界突破」「遠距離移動」……ペガサス座の恒星だからね、なんか納得。
この方、太陽そのものも双子座8.9°、サビアンシンボルは四捨五入に一度足しで「落下する飛行機」
うーんw 0/100の勝負師のサビアンです^^; 起死回生で、ピンチがチャンスは普通。
Deneb Algediは戦略家であることをもまた示す。
山羊座の山羊の尾の恒星。山羊と魚なので、全く違う2つの要素が同時に──マルチタスク型?のしごできであることを示唆している。
双子座だしね〜。あっ、「平均交点」とはドラゴンヘッドのことだそうです。
火星にパランするのはAnkaaとAcubens。
Ankaaはさっきもヒライアカル・ライジングスターで出てきた。
なんか強そう……あいや、実際強いのだけど。
この方、火星は獅子座の14°なのよね。サビアンシンボルは「山車」押しも押されぬ主役を表すサビアン。
いやいや、スター性強すぎでしょ……もう眩しくて直視できない(冗談)
もっと言えば、その火星には小惑星Ordinが合になっている。Ordinは北欧神話の神。クレイジーで突き抜けた強さを持つ神だ。ただし犠牲は要求するけど……(最近、シナストリーでその火星と合になっている私のASCに小惑星Freiaもまた合なのを見つけた。Freiaも北欧神話の女神さまで、Ordinの奥さまでもある。オーマイガー、なにこの符牒)
お、恐ろしい……
でもAcubensでちゃんと現実的な視点や管理能力も持ってらっしゃる(実際、ネイタルチャートの水星はOOBだし)
実際の伝承でもこの人は強い(剣豪だ)し、ウルトラしごできだし(戦歴を見れば分かる)だけど全てを手に入れて幸せに暮らしました、とはならないのがこの世界の悲しいところ。
トラサタにパランしているのも出ていますが、割愛します。まだそこまで分析できる実力が私にはないので……^^;
Stars in Culmination ("Stars of Your Prime")
水星 天王星 (Rise-Cul, 0º12'),
Aculeus (LCul-Cul, 0º06'),
Phact (Cul-Cul, 0º09',alh)
金星 Altair (Rise-Cul, 0º20')
木星 Bellatrix (Cul-Cul, 0º24',alh)
天王星 Alcyone (Set-Cul, 0º19')
Stars Setting ("Stars of Your Latter Years")
火星 Hamal (Cul-Set, 0º10')
Arcturus (LCul-Set, 0º24')
うーん、Aculeusも金星にパランしているAltairもそうだけど、どれもキーワードに「強い野心」「欲望」「不屈」「過激」「反抗」と並ぶ。
でもね、水星にパランしているのはPhact。これはノアの箱舟における鳩を示唆している。これも新しい星座なので神話はない。
でも、この方なりにトライアンドエラーを繰り返しながら正解を導き出す強さも、この恒星は担保していると思う。
ノアの箱舟から飛び立った鳩だって、きっとそうだったろう。
木星のBellatrixは知的さ、また軍人であることを示唆する。悪魔的要素もあるね。
その木星のサビアンシンボルは双子座の20°で「労働者のデモ」ここでもアグレッシブであること、マルチタスクであることが示唆されている。
木星はその主の幸せの在り処を示す。常に前に進み、アグレッシブに仕事をこなすこと、それが多分この人物の幸せ。
Settingでの火星にパランするのはHamal。
Hamalも独立性、強さ、権威への反抗を示す。
Hamalは牡羊座の恒星。妥協はできない強い性格、独立性の強さ。突進型(実際、羊の必殺技は突進からの頭突きだ)
邪魔する者は迷わず排除する。そういう強さ。
うん、なんか分かる気はするな。
この方のもつ独特の激しさはこの恒星たちから流れるエネルギーから始まるのだろう。
でもDeneb AlgediやPhactがうまく統制しているんだろうな。
ネイタルチャートでもそれは感じ取ることができる。
Risingでパランする恒星たちは、元々持っている才覚を表していて、今、書いたCulminationやSettingでパランする恒星たちは、社会に出てから獲得、発揮される才覚を表す。
元々持ってたしごできの要素(不撓不屈であること、マルチタスクであること、また現実的な視点や管理能力)に、野心や強さが加味されているイメージか。
キーワードとして繰り返されるのは、野心と有能さ、精神的な強靭さ、攻撃性に加えたそれを統率する賢さなのだけれど……
なんかここまでくると、泳ぐのを止めて停止すると死んでしまうマグロみたいだ。
多分、この人についてこれた人はあまりいなかったかもなぁ……頭抜けてるもの。
うーん……総合すると、猛烈な勢いとスピード、限界を突破して自己更新を続けること。それがこの方のこの人生の至上命題だったかもね。
なお、この人物は30代半ばにして早逝している。時代的に昔の人物であれば、まあおかしくはないし、戦いの場に出ていた人たちであればままあることだ。
ああ、ここまで書くと人物特定できてしまうかも。別にいいや、この私の奇妙な変容を笑うような方は、きっとこれをここまで読みゃしない。
自分だってクレイジーなのは重々承知だ。
いいのだ、別に。クレイジーなのが私だ。ナンボのもんじゃい。
Stars in Lower Culmination ("The Hearthstone of Your Life")
太陽 平均交点 (LCul-LCul, 0º00'),
Aldebaran (LCul-LCul, 0º03',alh),
Alphard (Rise-LCul, 0º20')
月 Algol (Set-LCul, 0º17')
木星 Bellatrix (LCul-LCul, 0º17',alh),
El Nath (LCul-LCul, 0º23')
Lower Culminationはナディアとも呼ばれる、人生の深層部。
太陽のAldebaranはロイヤルスターだ。東の王。ロイヤルスターはとりわけ強い影響をその人に与えるというんだけど、どうなんだ?
Aldebaranが示唆するのは大衆性であり、スター性。このスター性ってキーワードも何度もでてきたけど。
実は私も月にFomalhautがパランしている。これもロイヤルスターで、霊的なものを示唆しているのよね。
結局、この霊的なものへの関心は取り払おうとしても、ついに取り払えなかった。そういう意味の影響の強さなのか。
だとしたら、良くも悪くも、この方は自身のもつ大衆性に振り回された可能性もあるよね。
Alphardはうみへび座の恒星。「孤独なもの」を表すのは、周りに明るい星が他にないかららしい。
このエネルギーは暴走しやすい。なんと言っても怪物ヒドラのエネルギーだから。
エネルギーを仕事に集中することで統制はとりやすくなる……うん、間違いなくあなたはワーカホリックだ。
Algolもまたおどろおどろしい。だってペルセウス座のメドゥーサの生首部分の星だからね(目が合うと石になる怪物)
強い心で正しさを貫くこと。でなければこのエネルギーも簡単に暴走する。
ダークな強いエネルギー。そんな感じのものがぐるぐる渦巻いている。
Lower Culminationの恒星たちは表には出にくく、表面化するのは難しいらしい。でも、それをもうまくコントロールして扱えたんじゃなかろうか。
御自身は無自覚だったとしてもね。
木星にパランしてるのはEl Nath。
これは牡牛座の角の部分の恒星。これも一点集中の攻撃力、突破力のようなものの象徴。
それがネイタルチャートの木星(仕事好きを示唆した木星だ)にエネルギーを流している。
これもうまく使えてた感じするな。
Bellatrixもまた再びパランしている。天性の軍人なんだろうな、やっぱり。
✵✵✵
あはは^^; すっかり長くなっちゃった。
スター性の強い人物の印象あるけど、本当はめためたダークだったかもね。
その人生において、この方なりの正義は貫いただろう。
だけど必ずしも正義は光であるとは限らない。闇が正義を遂行する場合もある。
闇があるから光もあるのだし、光があるから闇もまたあるのだ。
どちらがなくとも、この世界は存在し得ない。
この世界はバランスなのだから。
だから、この方が悪魔でも、魔王でも、バーサーカーでも。
私は構わない。怖くもない。
あなたはきっとずっと、私のメンターだ。
* 気がついたらまた随時加筆修正していきたいと思います……かなり長いけど……