🌸HER2陽性乳がんの治療記録①胸の違和感から確定診断まで

乳がん発覚から現在までの経過を順を追ってテーマ別に書いていこうと思います。少しでも参考にしてもらえたら幸いです(*^^*)

2022年12月下旬　最初の違和感

ある日の着替えで服が乳首にこすれた時「チクッ」とした感覚。
それが3日続き「まさかね～」と思いつつ胸を触ってみると…ん？しこり？はっきりした感触、しかも結構な大きさ。マジか～💦

イヤイヤ違うでしょ、身内は1人もがんになってないし。
確かに飲酒・喫煙ガンガンやってるけど私は絶対がんにならない！と妙な自信があり…きっと乳腺炎か何かだろうと深刻に考えていなかった。
とは言え、がんじゃないにしても治療は必要だよね？と区の無料検診を受ける事にしたのです。

2023年1月上旬　乳がん検診

マンモグラフィ検査は痛いイメージがあったけど、それほどでもなく…あ～若い頃と違ってハリもないしね、なんて考えているうちに終了。
あとは結果を待つだけ(-。-)y-゜゜゜

約2週間後に届いた結果通知の「乳がんの疑いがあります」の文字が目に入った瞬間、血の気がサーッと引くのを感じ…それでも確定じゃないし、きっと違うよねと自分に言い聞かせていました。

ただ、悪性の疑いを分類するカテゴリー1～5のうち【4－乳がんの疑いあり・がんの確率30～50％】は万が一もあるな～と一応覚悟だけはして精密検査の予約をしました。
※要精密検査の通知が届いた人は病院への紹介状がもらえます。

2023年2月上旬　精密検査

乳腺外科で問診・触診・超音波検査・追加のマンモグラフィ検査。
しばらくして診察室に呼ばれ緊張しながら入室。さすがの私もドキドキ💦
そして主治医（女性）が淡々と「乳がんですね。しこりは3cmかな、リンパ節の転移もあるかもしれません」私は「え？こんなにサラッとがん宣告されるのか～」とポカ～ン(゜-゜)（笑）

あれ？涙も出ないしショックもそれほどでもない…妙に冷静な私。
その後、これからの予定など看護師さんから説明を受ける時に「大丈夫ですか？」と聞かれ「覚悟はしていたので！」と元気に答えると、看護師さんはホッとした様子でした。やはりがん宣告されると冷静ではいられない人が多いみたいです。

ちなみに同居してるパートナーに結果報告したところ…「早期発見で良かったじゃん！お前は悪運が強いから何とかなるよ～」だって(・o・)
おいおい！心配しないんかい（笑）
まぁオロオロ泣かれるよりケロッとされて良かったのかな。

2023年2月上旬～下旬　乳がん確定後の検査

主治医の考えとしては2月末に確定診断し3月中旬から治療を始めたいとの事でした。いくつもの検査を予定に組み込み悲しんだり考えたりしている暇もなくバタバタと日々が過ぎていく感じでした。
そして相変わらず何事もないようにケロッとしているパートナーを見ていると、がんになった実感がさっぱりわかず…(^^;)

心エコー検査

心臓の超音波検査でベッドに左向きに横になり技師さんの「息を吸って～止めて～吐いて～」の合図に合わせて呼吸をするだけなので苦痛はありません。ただ上半身を脱いだ状態なので、男性技士さんだったのはちょっと恥ずかしく感じ…後で受付に「女性技士を希望の方はお申し付け下さい」と書いてあった事に気づいた💦検査時間20分位。

マンモトーム生検

これは、簡単に言うとがん細胞を吸い取って詳しく見る検査で乳腺外科の主治医が行いました。
胸のしこり辺りに局所麻酔の注射をし、5ミリ位切開したところに管を入れて吸い取りが始まると…「ゴゴゴーッ」と音がしてハンディ掃除機で吸われている様な感覚（笑）麻酔が効いているから痛みはないけど変な感じ。

終わると傷の縫合はせず茶色の保護テープ。胸帯をしっかり巻かれて帰宅となります。次の日に自分で胸帯を外してOK！傷の保護テープは自然にはがれるまでそのままで良いとの事。入浴も大丈夫で普通に生活できました(^^)

MRI検査（造影剤あり）

検査台に穴が開いていて、うつ伏せになりその穴に胸を入れ身体の位置が調整できたらヘッドホンをして筒の中に入っていきます。検査が始まると「ダン！ダダダダッ！ビーッ！」凄い音💦だからヘッドホンか～と思っていたら、今度はガタガタと胸を叩かれる様な感覚。

そのうちに何とも言えない恐怖感で、がん宣告をされてから初めて涙が出そうになり「本当にがんになっちゃったんだな…」と実感(´;ω;`)
途中で事前に腕に刺してある管から造影剤の注入をし検査続行、問題なく終了しました。検査時間30分位。
※検査中に体調が悪いなど何かあった時に技師さんに知らせるナースコールみたいな物を手に握っているので安心感はあります。

CT検査（造影剤あり）

この検査は大きい音もせずガタガタもしないので苦痛はありません。
ただ、私の場合は造影剤が漏れてしまい激痛を味わってしまう事に(ﾟДﾟ;)

検査台に仰向けで寝てばんざいの体勢で筒の中に入り、しばらくして造影剤の注入が始まった直後に腕に強烈な痛み(>_<)これは尋常じゃないと思い「痛いですー！」と大声を出し、いったん検査を止めました。
腕が水風船のように膨らんでプヨプヨ…マジか～💦

とりあえず別の血管に刺し直し検査再開！今度は問題なく終了し、そのまま皮膚科に直行。塗り薬を処方され、造影剤が漏れた後の注意事項のパンフレットを渡され帰宅となり…漏れた量が少なくて大事に至らなかったけど、皮膚が壊死する場合もあると書いてあり、怖くてその後の数日は1日に何回も腕の様子を観察。幸い悪化する事もなく腫れも引いていき元の腕に戻りひと安心(^-^;
※正常に造影剤が入ると身体がポカポカ温かくなるのでびっくりするけど心配ないそうです（技師さんから説明があります）
検査時間20分位。

2023年2月末　確定診断

いよいよこの時がきました。事前に家族同伴で来るように言われ遠方に住む母親に話したところ「冷静に話を聞く自信ないから無理だわ」と拒否られてしまい（笑）同居しているパートナーにお願いするしかなく…一応主治医に確認すると「これからの治療を考えると同居している人の方が良いですね」と言われ一緒に説明を受ける事になりました。

結果の詳細

HER2陽性乳がん（グレード3　Ki67：70～90％）
ステージ2b（左胸しこり3cm　リンパ節転移あり）

簡単に言うと悪性度が高く進行が早いタイプの乳がん。
しかも3cmのしこりから伸びるように周りに細かいがん細胞が広がっている状態だと。主治医の「周りに手を伸ばすタイプのがんです」という言葉に背筋が寒くなり帰宅してからも頭の中をグルグル。そっか～それでリンパ節にも転移しちゃったのかな…あと1か月早く気付いてたら転移してなかったかな…なんて後悔しても仕方ないけどリンパ節の転移が1個だけと分かって余計に悔しい気持ちが大きくなってしまった(◞‸◟)

でも、もうそんな事ばかり考えてる余裕はない！幸いにも多臓器への転移は無かったので、気持ちを切り替えて希望をもって治療に専念しよう！と決心したのです。

この後の治療スケジュールなどは次回にします(^^;
文章を考えたりまとめたりが得意ではないので、とても時間がかかり1日が終わってしまいそうなので（笑）

最後まで読んで頂きありがとうございました(^^)/