核兵器、多すぎる
今日は広島平和記念日。明るい記念日だけが記念日ではない。現代日本において大変に重要な日である。
人類史でも指折りの大虐殺であり、絶対に忘れてはならない出来事が原爆の投下。罪のない多くの民間人の命を核兵器で薙ぎ払った米国の罪はあまりにも大きい。とはいえ、戦勝国であるあちら側の認識は、バービー人形と一緒にパロディできる程度のもの。おそらく反省などはしていない。そのことに憤りは感じるが、戦後80年の平和は米国の核の傘によるところが大きい。そこに日本の大きなジレンマがある。
核兵器が多くの国に拡散した現代、相互確証破壊の原則は崩れ去り、次に一発発射されれば人類の歴史が終わる。勝者も敗者も存在しない、虚無の荒地だけがきっと残る。世界に1万発以上ある核兵器を0にするのは不可能に近い。世界の国々が外交手腕を駆使し、強かにお互いを抑止していくしかないのだろう。少なくとも、平和を叫ぶだけで核を減らしてくれるほど、世界の国々はお互いのことを信用していない。
人類が理性を失った日から78年。核廃絶を可能にするテクノロジーが実現するその日まで、人類が理性を保てることを願っている。
-人の敵は人-
今日も人生、超カラフル。
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