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[エッセイ]『プリンタニア・ニッポン』を通して考える、監視社会とマイナンバー制度

『プリンタニア・ニッポン』を読んで、管理社会の現実と未来について改めて考えさせられました。
この作品は、人々が政府や有力者によって監視され、その動向が完全に把握されている未来の日本を描いています。技術の進歩により、監視や管理が容易になり、情報の一元管理が進む社会は、現代の私たちにとっても現実味を帯びています。

現実においても、私たちはすでに管理社会の片鱗を見ています。その代表的な例がマイナンバーカード制度です。
国はこの制度を通じて、税金や社会保障、医療など、さまざまな分野での一元管理を行い、手続きの効率化を図ろうとしています。

しかし、その一方で、マイナンバーカードを実際に利用して便利さを感じる機会はほとんどありません。むしろ、管理手続きが増えたことで、かえって手間が増えたと感じることの方が多いです。

国が言う「便利になる」という説明には期待していましたが、いまだにその実感はありません。

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