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[エッセイ]歴史って、なんだろう?歴史とうまく付き合うには?

子どもの頃、私は歴史が大好きだった。『おーい!竜馬』のアニメで坂本龍馬に出会い、彼に憧れたのがきっかけだ。

自由な発想と情熱的な生き方に惹かれたのだと思う。幼すぎて理由をはっきり説明することはできなかったけれど、いつの間にか「坂本龍馬が好き」と自信を持って言えるようになっていた。
その気持ちは20歳くらいまで続き、彼に関する本を読んだり、資料館を訪ねたりすることもあった。

しかし、大人になるにつれて、新しい歴史研究や解釈に触れる機会が増えた。「坂本龍馬がやってきたと言われていることの一部は実は違うかもしれない」――そんな話を耳にするようになったとき、私は少しがっかりした。

さらに、歴史そのものが時代や視点によって評価が変わるものだと知ったとき、歴史への興味が薄れていった。好きだったはずの歴史が急に遠ざかり、複雑な感情だけが残った。

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