私的素敵異文化交流

はじめに

他者にリスペクトを示す。私的にはこれ以上に気持ちの良い行為は中々ないと思っている。その行為をしやすく、そしてまたその行為をしてもらった事に気付きやすいのが異文化交流である。今回は私が経験した私的素敵異文化交流を２つ共有出来ればと思う。（存外に長くなってしまった為エピソード1のみ）文章力は並以下であり、読み苦しい事この上ないと思うがお付き合い頂ければ幸いである。

韓国から来たり素敵親子

　1つ目の思い出は今年の春のことである。恋人と代々木公園のベンチにて気持ち良い春の風を感じながらお気に入りのパン屋さんで買ったメンチカツサンドを頬張ってゆるりと過ごしていたら突然英語で話しかけられた。
話しかけられた方を見ると素敵なカーリーヘアを携えた女性と好々爺がニコニコと「写真を撮って欲しいのだけれど」と言っているではないか。食い気味に「オフコース！！」と言いその素敵な2人組を素敵に撮った。そうして写真を見せるといたく喜んでくれ、日本語で「ありがとう」と言ってくれたのだ！！
　
　筆者は職業柄海外の方とお話しする機会が多いのだが、日本語を話そうとしてくれる人は案外多くないと個人的には感じている。もちろんそれを悪い事だと断じるつもりは毛頭ない。だがその為、一言でも日本語を話そうとしてくれる海外の方と出会うと涙が出そうになるくらい猛烈に嬉しくなる。
どこかの誰か曰く「言語を話す事は文化をリスペクトする事の一歩目也」どこの誰が言ったのか、そもそもそんな事を言った人間が存在するのか分からないが心の底からアイアグリーである。
　
　とまあそんな訳で韓国から来たり素敵親子の「ありがとう」を聞き幸せに包まれ自分も幸せを返したいと思い至った私は
「ありがとうは韓国語でなんというのかしら？」と聞いた。
そうすると素敵カーリーヘアの彼女が
「カムサハムニダと言うんだよ」
と教えてくれた。
有頂天になるあまり小学生の頃に歌った世界中のありがとうを歌う歌で覚えていたはずの「カムサハムニダ」を失念していた自分を恥じつつも
「カムサハムニダ！！」
と伝えるとカーリーヘアと好々爺の素敵親子は顔いっぱいの笑みを浮かべて喜んでくれた。
「あなたがリスペクトを示してくれたから、僕もあなたとあなたの国へのリスペクトを示したいと思ったんだ」
と伝えると更に顔いっぱいに笑みを浮かべ喜んでくれた。
なんとウフフな幸せな時間であるか。この瞬間代々木公園で1番ウフフしていたのは私たち4人であった事は刑事の張り込みのお供があんぱんと牛乳である事と同じくらい間違いない。
その後しばらくおすすめの場所などの雑談をしたのちに韓国ドラマ大好き彼女のたっての希望により連絡先を交換し、最後にお互いの国の言葉で
「元気でね！！」
と言い合って、指ハートの交換をしお別れした。なんと素敵な時間、なんと素敵な異文化交流であろうか。
この日代々木公園で1番ウフフしていたのは間違いなく私たち4人である！！
この文章を書いている今も1人でとてつもなくウフフしてしまっている。

存外に文章が長くなってしまったので素敵ハンガリージェントルマンとの話はまた今度にしようと思う。楽しみに待たれよ！！

では잘 있어요〜！！