執着を手放す
休職して数ヶ月が経つ。
長らく寝起きの鬱々とした気分に悩まされてきたのだけれど、考え方を少し変えたことで改善されたような気がする。
気持ちが少し楽になる過ごし方?というか考え方というか、そんなに大それたものではないのだけれど備忘を兼ねてここに記録しておきたい。
不眠は精神安寧の敵!というのは、どこかしこで喧伝され、もう飽き飽きしているのは私だけじゃないはず。
私もつい数日前まで、睡眠の質を高めるという至上命題を達成することに躍起になっていた。血眼で自分に合う枕を探し、睡眠管理アプリに課金して、起き抜けに睡眠記録を確認し一喜一憂するという甚だ神経質な日々を送っていた。
そんな風だから、「早く眠らなければ、長く眠らなければ」という、半ば強迫観念のようなものに執着して、自分で自分の精神を追い込んでしまう。
仕舞いには眠れていない自分はまともではない、などと健康状態が頗る悪化したような錯覚に陥る。
もちろん質の高い睡眠を取れるに越したことはないのだろうが、睡眠を取れれば精神が上向くのかと言えば必ずしもそうではないだろうし、健全な精神状態の人間が必ずしも質の高い睡眠を取れているかと言われればそうでもないだろう。
現に毎晩徹夜でテレビゲームしてるけど元気ピンピン見たいな人、結構見る気がする。。。
結論、自分が何に満足するのか、ストレスを感じずに楽しめるものが何なのかを明確にさせた上でそれを優先しても良いのではないだろうか。
今は睡眠の質を高めることは目的ではなく健康的に生きるための手段の一つである、そう考えるようにしている。
一先ず私は、睡眠記録アプリの使用は中止して朝起きた時の自分の気分に委ねることを心掛けている。朝動けそうなら散歩に出かけるし、眠たくて床から出られなそうであれば少しだらけて見る。といった具合だ。
寝起きの気分の悪さ、ダルさは程度の差はあれ人類皆共通して持っている悩みだと考えると些か心持も軽くなるだろう。
もともと私は一度目が覚めるとどんなに眠くても二度寝ができない質で、そのことをすごく悩んでいたのだが、今は寝れない自分に抗わないようにしている。執着を手放すことで、日中の活動も比較的精力的に取り組めるようになったと感じる。
ただ睡眠なんてどうでも良いと蔑ろにして良いものでは決してないので「良い睡眠が取れると良いな」くらいの願望とそれを実現するための少しの手間や努力はあっても良いのではないかと思う。
現に私も考え方を変えた直後は、寝る直前のゲームやスマホ使用が極端に増えてしまい、寝起きの気分が悪化してしまった。こういう両極端の思考が我々神経質界隈の特徴とも言えるかもしれない。寝る直前の画面閲覧は程々に!
良い睡眠と日々の充実。バランス良い生活を送りたいや。