情けは人のためならず
子どもにこれを教えるのが難しい。
自分のことをそっちのけで、「その人のために」してあげたいと思うことはとてもいいことだ。
でも、そうじゃないときもある。
『情けは人の為ならず』
この言葉の意味するところを子どもが理解するのには、自分が経験しなきゃわからないかもしれない。
たとえ話しを交えながら話しても、
「自分はいいことをしたんだ」という意識があるから、なかなか自分で認めることができない。
娘はたしかに「いいこと」をしてる。でも、その子のためにはならないことであることも教えなきゃならないというのは、子どもが見聞きしたことのあることやできごとでなければ、子どもも想像しきれないのだ。
なんで?
わたしはいいことしたんだよ?
うん、やさしいね!
とてもいいことだよ!
でもね…
その子のためにはならないんだよ?
「やってあげたい」
娘のその気持ちを大切にしながら教えるのは、なかなか難しいと感じた。
でも、いろんなたとえ話しを出したら、ようやく、なんとなくわかった!という感じになったのだ。
失敗や成功を繰り返してようやく、
『情けは人の為ならず』を理解できるようになるのだろう。
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