詩を書いた:「君のいる世界で生きる幸せに」
ある日突然、君は僕の前に現れて
「こんにちは」って明るくこちらを見た
少し緊張してるのかい
頬が赤らんでいた
それでも笑顔は、輝いていた
目をそらすことができなかった
君も目をそらさずに
首をかしげて僕を見つめてくれた
僕は君に微笑んでもらえるような人じゃない
僕にくれるものは全て僕には重すぎる
でも、他の人になんかあげないでほしい
その可愛らしい声、笑顔、君を構成するものすべて
どうか、幸せになってくれ
幸せにならないでくれ
君と出会ってから、僕の全ては変わった
本当なんだ、信じてほしい
あなたが教えてくれた
この命の尊さ
僕の命なんてどうでもいいけど
君だけは生きていてほしい
君がいる世界は美しかった
君が見つめるものはすべて
桜色に染まっていくんだ
僕は君に何もあげられない
楽しい話すらできやしない
ただ隣で君の話を聞いているだけ
他の人の方がきっと君を喜ばせられるだろう
どうか、次の日は僕じゃない誰かと
いや、嘘だ。次も僕と
「好きです」と言えたら
「好きです」と言われたら
僕たちは何か変わるのかな
何も変わらない君のままでいいのに
ふわりと笑う君のままで