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娘が生後7ヶ月から通っていた保育園は、独自色の強いおもしろい園でした。たまたま当時の自宅に近く、歩いて送り迎えができるということだけで選んだのですが、入園してみると、東京都内であるにもかかわらず、子どもたちを毎日戸外ではだしで泥んこで遊ばせたり、長いお散歩があったり、園で提供されるおやつや昼食も材料から吟味するなど、いわゆる「こだわりの」保育園でした。自然に触れ合わせて育てたいという保護者の支持を次第に集め、認可が降りる時期にはかなりの競争率だったと聞きました。娘を通わせよ
前の章で書きましたが、とにかく娘には新生児のときからできるだけ話しかけていました。そして毎日の絵本と歌の時間。そのおかげか、娘が言葉を覚え話すスピートは早かったように思います。子どもによって成長するスピードはそれぞれですから、早ければ良い、と一概に言えませんが、言葉を覚え、それを使いこなしていくさまを見るのは、親としてとても楽しいものです。 娘が最初に覚えた言葉は、残念ながら「ママ」でも「パパ」でもありませんでした。子どもは生まれ落ちた瞬間から、親の大きすぎる期待を裏切