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原田マハ著『#9』読書感想文

こんにちは。
三十歳独身女性です。

本日は、
原田マハ著『#9(ナンバーナイン)』の
読書感想文を書かせて頂きます。


最高でした。
主人公・真紅のもつ審美眼と行動力は、私が理想としているそのものだったから。そしてそんな彼女のシンデレラストーリーに完全に魅せられてしまいました。

実業家との恋も本物だけど、もう1人の彼と過ごした時間も本物で。
そのせいで全てが狂っていくものの、実業家は豪快に前に進んでいく。でも前に進まなかった真紅も決して凡人だったわけでは無くて。

それぞれの道があり、そこを進むことをしっかり選ぶ強さ、切なさがキリキリと伝わりました。


正直、日本の会社の若手社員が真紅を意識しているシーンに戻ってきた時、真紅の歴史知ったらお前なんて小粒過ぎるわ!!と言いたくなるけど、あの描写によって真紅さんの魅力がいつまでも放たれていること、それがきっといつか実業家の首を絞めてしまいそうという期待?にも繋がる展開には痺れました。

マハさんのこと私本当に好きで、
一番好きな作品は『シネマの神様』だったのですが、順位が入れ替わりそうです。

おすすめ。

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