悲しかったこと
慕っていた人に大事にされなかったこと。何かと私を天秤にかけざるを得ない時に私が優先されなかったことで気づく。
その何かはその人の社会的立場、というか周りからの評価。決定的に何かを失うわけではないのに、評価に少しの傷がつく可能性を恐れて、周りを欺いた。そして私に嘘をついた。
その時から私は心がぐちゃぐちゃになった。社会ってこわいと思った。誰を信じていいのかわからなくなった。悲しかったし今もずっと悲しい。
でもその人は悪くないと頭では思っている。嘘はつかないで欲しかったけど、その人の選択はその人の価値基準では正しかったのだろう。
私は期待が裏切られたこと以上に、後からでも向き合って話をしてくれなかったことが一番悲しかったんだ。今でも涙が出てくる。
いい大人なのに、そういうことに免疫がなさすぎなんだな。競争社会とか、属人思考とか、嫌すぎる。信頼できる人だけに囲まれて暮らしたい。
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