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あの日から絶対に

今日は職場でインフルエンザの予防接種を受ける日。


インフルエンザ予防接種を受ける時は、必ずと言っていいほど前の前の職場を思い出す。


当時30代半ば。


当時勤めていた職場はスタッフが約120名ほどいた。


そこでも毎年職場でインフルエンザの予防接種ができた。


当日の朝に予診票に記載して提出する。


自分の時間が近づいたので医務室へと行く。


医師のすぐそばにいる、予診票を管理している担当の看護師が自分に気付き話しかけてきた。


「予診票に保護者の名前書いてきたのけんいちさんだけだよー」


一瞬で顔が熱くなったのが分かる。

「あ、ごめん間違えた。もう一人いた」


自分の他にまだアホな奴がいると思ってちょっと安心する。


「◯◯ちゃんも書いてきたよ。でも18歳だからね」


あの日から絶対に父の名前を書くことはない(あたりまえか)




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