隠れ人 皆川良源

皆川良源という人物は「まほろば流麗譚」において、今ひとつよく分からないキャラクターだったと思うんです。

そこには少し裏話があります。
フライングなんですが、、、
第五話にていよいよ皆川良源出陣にあたり、今日はそんな雑談を。

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「まほろば流麗譚」は「まほろば隠れ人」だったお話が変化したものです。

隠れ人はドライで乾いた風が吹く様な世界観でした。
それをポップにアップデートしようとなり、秋月家が加わり流麗譚になりました。

勇也と皆川良源は隠れ人の頃から存在したキャラクターなんですが、人間関係がまるで違うのです。

まず主人公は皆川良源でした。
隠れ人になったばかりの勇也を見守りつつも馴れ合わない、そんな存在でした。

隠れ人は共闘しないという大前提があったんです。
だから各々が物の怪や術者と対峙し、結果として事件が終わる様な形を想定していたんですよね。

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流麗譚になり多少の人情劇や市井の者に焦点を当てた時、勇也には美代という相方が出来てドラマ部分もこちらに流れていきました。

乾いた風は何処かに流れ、皆川良源の立ち位置も町の医者として落ち着いていったのですが、、

そもそも良源が医者であるのは最初から決まっていた事でした。

彼の決め台詞は

「命を扱う仕事です。」

助ける命と消す命を選別して生きる大人の男として設定されています。

これは実は流麗譚でも変わっていません。
ここまでのお話で分かっていただけるかと思いますが、皆川良源は強いです。凄腕の何者かなのです。

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そして自分の中では
中村主水の様に色々な時代に似たような人がいると考えられる存在で、今の作品シリーズを超えた先にも何食わぬ顔で立っていられると思っています。

実は先日話した現在のシリーズとは関わりの無い物語にも同じ名前で存在します。

4連作後の僕の時代劇作品の中のキーパーソンになるのが皆川良源です。

現在第五話が発表されていないので詳しくは書けないんですが、いきなり対するは皆川良源!と言われても面食らうわなあーと思い書いている次第です。

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まあー訳分からん!

これが読まれた方の素直な感想だとは思うのですが、
何も前振りしないよりは良いかな?と。

はてさて、気のいい町医者くらいの印象だった彼がどんな活躍を見せるかは、またしばらく先の発表となります。

が、この「まほろば流麗譚」中盤戦において、彼の存在と活躍は重要になります。

以前話した物の怪が出ない一話は良源の話になるからです。

そして本編の二大重苦しいの一端を担います。

彼が主人公たり得る人物である事もまた
変わってはいないのです。


マブ


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