自分とゲームの距離感みたいな雑記

「ゲームをしない友人が龍が如くを見てPSを買って 
 プレイした。」

みたいな記事を見て、あーそういうものか!と思ってからの納得したお話です。

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僕もストリートファイターⅡまでは、ゲームは自分には関係無い世界だったんです。

バトル漫画やアニメの世界に介入出来るという感覚が魅力でした。

ゲーム雑誌も当然自分が読むものでは無いと思っていたし、読んでも分からないと思ってたんです。

これが変わったキッカケはバーチャファイター2。
当時は技が雑誌で小出しに公開されてたんですよね。

何故かこのゲームにはハマったんですよ。
綺麗が自分の惹かれる最大の要素ではあるんですが、その感情を超えたやりたくて堪らない感覚を持ったのです。

良く書いてる話なんですが、僕自身あまり争い事に関わりたくない人で、勝った負けたの部分に参加する希望がありません。

対戦格闘ゲームのくせに、積極的に対戦するより一人でゆっくり動かして楽しむ方が好きでした。

それなのに自分から対戦をしに行ったのが、このタイトルだったんですよ。

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今思うと不思議な感情になります。
何であんなに盛り上がったんだろう?って。

多分、ゲームをしない人だったからなんだろう!
先程の記事を見て腑に落ちました。

ゲームって何が正しいのか?は難しいんですけど、今は非常識なものだと思っています。

日常で体験出来ない突拍子もない要素で楽しめるのが、ジャンルの特性だと感じています。

それは時に子供向けと捉えられたり、少年漫画のエッセンスに近くなると思っています。

ゲームに興味の無い人は、多分現実主義の傾向が強いのでわ?なんて思います。

そんな人には現実に近い要素、一見地味なんですがすぐ隣にありそうな世界観が刺さる気がするんですよ。

龍が如くは夜職の人たちにも人気があるというのは、やはり自分の生きる世界の中でのファンタジーだからなんでしょうね。

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僕は父が古武術の師範だったので、小さい頃から習ったりしてました。

まあ性格的に痛いのも争うのも嫌いなので、あまり真剣じゃなかったんですが、、

バーチャファイターには、その頃のその場所の空気があった気がします。

その空気感に堪らなく惹かれ、自分が居てもいい場所に感じた気がします。

手から気の弾を打ち出す方がゲームらしいとは思うのですが、汗臭い努力の上に身に付けた武術という方が自分には身近なものだったんです。

まあバーチャも人間が宙に浮いたりはするんですけど、、それでも動きや技はリアリティがありました。

その部分が僕を惹きつけたんでしょうね。
バーチャの対戦に関しては試合と言い張ってたのを思い出すましたもの(笑)

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僕は知識が無い人なので関わるとメッチャ調べます。
詳しくなるってのは良い言い方で、入り込み過ぎるんですよね。

全く関わりの無かった世界でも、何となくその世界のルール基準を元に考えたり。

前出の記事を読んでハッ!と思ったのは、バーチャ2に出会った頃は格闘ゲームは偶に触れるジャンルの一つに過ぎなかったって事です。

スーファミのスーパーストⅡを猿の様にやってしまって押し入れに封印したのは事実なんですが、それはゲーセンではゆっくり遊べなかった反動なんですよ。

当時流行りの雑誌や攻略本を買い込んだりはしませんでした。

あくまで自分なりに自分の世界で楽しめれば、それで良かったんです。

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バーチャファイター2は、自分にとっては関わり合いのある世界の匂いがありました。

グラフィック的にもリアリティがありました。

日常のすぐ近くにある感覚。
日常の延長線上にあるという事は、そこには他人との関わりがあるという事でもあります。

だからなんでしょうね。
試合をするゲームだから試合をしよう。
そんな単純なコミュニケーションの感覚で
抵抗なく対戦が出来てたんだと思います。

自分でも頭の硬い、面倒くさい性格だなと思って書いています(笑)

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ゲームをしない人からしたら、特に裏社会に入りたい希望がなくても、普段暮らしている街を動き回れるのは新鮮なインプレッション。

そこにリアリティのある顔をしたキャラクターがいたら、それはバーチャルリアリティ。

実際僕も漫画やアニメより、現実の肉のある女性の方が好きだもの!

そういう物が提供されたら魅力的なんですよね。
ゲーム的な側面から見て不満に感じるのは、あくまでゲーム側から見ているからなんですね。

ゲームをやる人全てがゲームに詳しくなければならない訳じゃありません。

そしてムーブメントを起こす作品は常にそのジャンルの世界の外、一般層を取り込めたものだと思います。

このある意味でフラットな感覚は物作りでは大切なんだなぁと、改めて思った次第です。

自分の書いている時代劇に関しての発想は、また別のコラムに書きますね。

最近思い感じている事が間違ってないなと思えたので、取り留めもなく書き殴ってみました。


マブ

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