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ルックバック 純粋さと優しさでしか

公開時に行けなかった映画「ルックバック」をやっと見られました。

相変わらず僕の書くものは素直に感想ではないので、ご了承下さい。

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誰にでもある、どんな形でも残っている気持ちを、映画として伝えてくれたと思っています。正直リアルに琴線が震える感覚がありました。

僕も雪国育ちだからか、風景にもやられた感が強かったですね。何者でもないが胸の内には表現したかったり発信したいものがあった、あの頃。
思い出すのは雪の冷たさと刺してくる冬の空気感。
ああ、これは実体験が蘇ってくるなあ。

別れや悲劇、自分を責める気持ち。
形は違えど、センシティブな事件だけではなく、誰もが経験している過去や現在にも繋がっている。

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この作品を見終わった後、純粋さと優しさでしか物は作れないなぁと思った。

作品ジャンルは様々に渡るんだけど、何処かに優しさの一雫は感じたりする。まさに形は違えどだと思う。

人が死ぬ話でも、利用し弄ぶ作品でも、その非情さだけで通し切るのは難しい。

きっと何処かに優しさはある。
純粋さや直向きさはある。
人間故の一直線にならない感情やドジを踏む事だって。
ジャンルの一辺倒には出来ない。

それが大切なんだと再確認してしまった。

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送り手は特に共感が強いんじゃないかなあ。
作品作りは孤独な作業でもある。だからこそ同じ感性の仲間を得られた喜びは大きい。

いつか離れる日が来ても、それが喧嘩別れであっても、
アドレスやナンバーは消さずにいられる関係であってほしいよね。

そこにもしがらみから離れた、純粋さと優しさがあってほしいから。


マブ

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