短歌「夢の雫」六首
【満開と淡き彩り萌える中 芽生えし思い逃げ水の如】
【その思ひ散り行く花と儚くも 届かぬ心風に吹かれん】
【風向きの変わりて憂い消え去りし 月の光に浮び来る君】
【彼の人は菖蒲の香り仄かなり この手を取りて誘い行かん】
【夢幻の淡き光ぼうとして 青葉より雫ぽつり落つ】
【微睡みに夢から覚めて春の雨 青葉を滑り嫋やかに落つ】
📝 昨日の夜明けの雨は凄い降りでしたが
其の後からは音もなく静かな降り、そして晴れ間も。
その様な中、庭を眺めて居りました折に
青葉より、一粒の雫が落ちるまでの刻の夢幻を短歌で。
お立ち寄り頂きまして有難う御座います。