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歯と私

育児日記をnoteで書き始めて2年ぐらい。
たまたまこの投稿募集を見かけて、私が投稿するのにピッタリじゃんと思い、投稿してみる。
運が良ければギフトカードがもらえるようだ。

さて、歯については私はなかなかの強者であると思う。
強者とは悪い意味での強者ね。

歯医者に対しては私はあんまりいい思い出がない。
私は記憶にないのだが、5歳にもならない頃、歯医者で頑として口を開けなかった私に対し、母は平手打ちをお見舞いしたらしい。今じゃ立派な虐待よね(笑)

中学生になってからの思い出は、私は右上の一部の歯茎が腫れ過ぎて垂れ下がり、そのころ通っていた歯医者で切開したことが一番の思い出である。
中学から高校の頃が一番歯医者に通っていたかなぁ。麻酔もめちゃくちゃたくさんやったような気がする。

成人してからはさすがに歯医者で治療する頻度は減ったが、歯が痛くなるたびに「あぁ・・・、また歯医者行くのか・・・嫌だなぁ」と本当に本当に歯医者に行きたくなかった。

歯の定期検診の大切さも、もちろん分かっていた。
だが、歯医者に行くたびに歯磨きができていない、なぜこんなに歯茎が腫れているんだ、磨き残しが多すぎるなどなど歯医者側からしたら治療のために至極当然のことを言ってくれているだけだが、私は「面倒でもちゃんと言われてるように磨いているのになぜこんなに怒られなきゃいけないんだ」みたいな最低な思考回路になっていて、「別に痛くもなんともないのに怒られに歯医者に行くのなんかまっぴらごめんだ」と思い、定期検診には行かなかった。

結婚してから、たまに夫の通っている歯医者に一緒に行ったが、そこでも当然の如く言われることは今までと同じ。
「この歯茎はヤバい」
「1ヶ月に1回は必ず定期検診に来い」
「歯茎が腫れすぎ」

もーーーーーーーーーー本っっっっっ当に嫌だった。
自分がいかにズボラかを指摘されているのがみじめで耐えられなかった。
歯茎が腫れてるのは今までずっと言われてる。
歯磨きだって言われたようにちゃんとやってる。
そんな悲しい思いでいっぱいで、また検診には行かなくなった。

だが、問題は起きた。
中学から高校の時にさんざん治療して入れた銀歯達が社会人になってから取れ始めてきたのである。
食べれないのは問題なので仕方がなく、夫の通っている歯医者に銀歯が取れるたびに行っていた。

そうしているうちに取れる頻度は落ち着いてきて、月日は流れ、出産して娘を1歳児検診や3歳児検診で歯医者に連れていくことになった。
娘の歯医者は家の近くの歯医者にした。こちらは姑が通っているところ。
幸い娘は虫歯も無く、3歳児検診で診てもらったら次は小学校入学前の検診だけとなった。
そんな娘を見ていて、私もそろそろまた歯医者行かないとなという思いが芽生えはじめた。

そんな時、私の右下の奥歯の銀歯が取れた。
んんー、これはいかん。でも夫が通っていた歯医者は嫌だなぁと思い、検索してみると会社の近くに新しい歯医者ができたことが分かった。
会社早退して行けば行きやすいなと思い、行ってみた。

これがこの歯医者との運命の出会いだった。

とても優しい感じの先生で取れた銀歯をすぐに入れてくれた。
ただ、歯の根元の状態がかなり悪くもしかしたらすぐに取れてしまうかもしれないとのこと。この説明もかなり私に分かりやすく説明してもらった。
んー、そっかまぁ取れたらしゃーないなぐらいに思ってその日は終了。

しばらくは、平穏な口内日々(?)が続いたがどれくらいかなぁ。また同じところの銀歯が取れたため再度そこの歯医者へ。

担当の先生が休みの日だったため、別の先生だったが写真を撮ってもらうと歯がポッキリ三分割ぐらいに折れているとのこと。
え・・・?私の歯折れてるんか・・・?と結構衝撃的だった。
どうやら折れた歯を抜いて、代わりに入れ歯かブリッジ(銀歯が繋がってるやつ)を入れることになりそうとのこと。

んんー、そっか入れ歯は嫌だからブリッジだなぁ。
歯抜くのか・・・。麻酔やるんだろうなぁ・・・。と軽くダメージを受けたがもうやるしかない。

そこから始まった治療がつい先日終わりを迎えた。
はぁーーーーようやく終わった・・・。
長かった・・・。
と思ったのもつかの間。
次はクリーニングの予約をお願いしますっ☆と受付のお姉さんに明るく言われた。
あっ、終わりじゃないのねw
と思ったが、まぁ今まで歯医者不良だった私をこんなにも面倒見てくれた歯医者は他に無かったので予約をし、クリーニング当日。

仕事を早退し、待っていたがなかなか呼ばれず「あれ・・・?これ娘のお迎え間に合うんか・・・?」レベルの時間まで待たせられ、いよいよタイムリミットというところで「お待たせしましたー!!」と呼ばれた。

「本当お待たせしちゃって申し訳ないです!担当の○○です!よろしくお願いします!」と元気よく挨拶してもらう。こういうのめちゃくちゃ感じ良いよね。

いろいろ診てもらい、お話もした。しばらく定期検診には行ってなかったけど歯石はなかったらしい。あと、歯茎が腫れてるから歯茎の奥に食べ物のカスが詰まってそこから悪くなってしまうからやっぱりフロスや歯間ブラシなどを併用してやってもらったほうがいいと話された。
コレだよ。私が望んでいたのはこういうの。
今までのところはこんな具体的に説明してもらえなかった。ただ、歯茎が腫れている、定期検診に来い、そんだけ。

最後に先生のチェックがあった。
先生にも、私の歯茎の腫れは何か特別な薬を飲んでいるような人の腫れということ、臓器移植などをした人がなるような歯茎の腫れという説明を受けた。
私「そんなの全然心当たりがないです」
先生「ですよね、だからきっと元からそういう歯茎なんだと思います。そうなるとフロスや歯間ブラシやっても自分だけでは対処しきれないから定期検診は来てくださいね。そのほうが僕も心配じゃないので」とのことだった。

え、先生神なのかな?
そんなん言われたら来るに決まってるじゃん!!

ということで、娘のお迎え時間も迫っていたので早々に診察室を退散。
次に来るのは4か月後でいいとのことで、少々面食らった。え、そんな間空いて大丈夫なんか?と。とりあえず予約をして、速攻帰った。
夫にも話したら、きっと定期検診の期間がそのぐらいなんじゃない?とのこと。ほーん、なるほどねぇ。
夜になってから、クリーニング後にもらった紙を読んでみると私は中度歯周病の状態だった。あと、歯茎が腫れているせいで歯自体が動きやすいのも問題みたい。んん~、恐ろしい。
とにかく40代で入れ歯だけは御免被りたいので、4か月後に向けて自分での歯の手入れは限界まで頑張ろうと思っている。

今のところは歯については何の問題も起きずに過ごせている。
その代わり歯磨きは本当に必死こいてやっている。
とにかく細かく歯ブラシを動かして少しずつ丁寧に丁寧に磨いていく。
そして最後に歯間ブラシとフロスをやって終了。
朝昼晩もちろん三回とも丁寧にやるべきなのだが、先生によるとやっぱり夜が一番大事ということである。

いい歯のために、今まで私はお世辞にも投歯はしてこなかった。
あ、投歯っていうのは日本歯科医師会で広めようとしている概念なんですって。いいよね投歯。
そろそろフロスと歯間ブラシもへたってきたので、買い替えなくちゃ。
そう、フロスと歯間ブラシを買う人の気持ちも今までは理解できなかった。歯磨きだけで十分じゃないの?と思っていた。
この気持ちがダメだったよね。
運命の歯医者に出会えたおかげで、私の歯に対しての意識はだいぶ変わったと思う。

娘の為にも健康な歯を目指して頑張ろう。

#いい歯のために

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